実母と夫の関係が悪化! ひとつ屋根の下の合宿生活
フリーライターの“あつみん”です。結婚して4年。3歳の娘と1歳の息子を育てています。
30歳で1人目を出産したとき、里帰り出産をせず産前産後の2ヶ月間、母を自宅に迎えました。まだ子育てに慣れず、ストレスが多い時期に母のサポートを受けられたことは私にとってプラスでしたが、これをきっかけに母と夫の関係が悪化!
私が経験した、大人3人合宿生活の実録です。
立ち会い出産を希望し、実母を自宅に呼ぶことに…
第1子の出産では、夫婦ともに立ち会い出産を希望していたため、職場からでも夫が駆けつけられるように、自宅近くの病院を探しました。できる限り自然分娩で出産したいと思っていた私。幸いにも、自然分娩を推奨する産院が見つかったので、そこで出産までみてもらうことにしました。
遠くの故郷に暮らす実母が、お産のサポートを申し出てくれました。母は持病の通院があるにもかかわらず、わが家に来てくれるというのです。母のために臨時の病院を探し、出産予定日の1ヶ月ほど前から母・夫・私という大人3人での生活がスタート!
2DKの狭いアパートでひとつ屋根の下、どんな暮らしが待ち受けているのかドキドキでした。
大人3人の合宿生活。はじめは好スタート!
私は2人姉妹で、息子がほしかったという母は、夫のことを実の息子のようにかわいがっていました。夫も母の存在をありがたく感じているようで、はじめのうちは2人とも仲睦まじい様子でした。
母は手料理を振舞ってくれたり、家事を手伝ってくれたり、赤ちゃんグッズを準備してくれたり…。私も久しぶりに母との暮らしを新鮮に感じ、実家で暮らしていたころを懐かしみながら楽しんでいました。
しかし、楽しい生活もつかの間。あっという間に出産予定日を迎えました。高位破水で私は緊急入院することに。3日間、陣痛で苦しみましたが、母と夫のサポートのおかげで無事に元気な赤ちゃんを出産できました。
実母と夫、2人だけの共同生活。バトルの連続!?
母と夫に囲まれての立ち会い出産は、とても幸せな経験でした。姉は帝王切開での出産だったため、自然分娩を初めて見た母は「人生で初めて娘の出産に立ち会えて良かった」と感動していました。
夫も壮絶なお産に立ち会い、最後には号泣。この経験を通して父親としての自覚が芽生えたようでした。3人で感動を分かち合い、心強いサポーターが付いている安心感に包まれた私は、生まれたばかりの赤ちゃんと、1週間ほどの入院生活を心穏やかに過ごしていました。
一方、自宅では母と夫の2人きりでの生活がスタート! まさか数々のバトルが繰り広げられていたとは、そのとき病院にいた私には知る由もありませんでした。
意外!実母から聞いたエピソード
退院後、のんびりする暇もなく赤ちゃんのお世話が始まりました。昼夜関係なく続くお世話にてんやわんやでしたが、忙しいながらも楽しい毎日でした。
ある日、私の入院中のできごとを母から聞きました。夫とは生活スタイルが違い過ぎて、関係が悪くなったと言うのです。例えば、お風呂はシャワー派 or 湯船派とか、タオル類は1日 or 2日使用して洗濯するとか、本当に些細なことでバトルになったようでした。私は呆れましたが、2人にとっては本当にストレスだったようです。
私はもちろん、母と夫の両方に感謝しています。今後も些細なことでバトルが勃発するかもしれませんが、そんなときは、私と子どもたちで2人の仲を取り持っていきたいと思います。
産前産後に、自宅に母を迎えてサポートを受けられたおかげで、希望通り立ち会い出産を経験でき、子育てに慣れない時期のストレスを軽減することができました。
それをきっかけに、最初は仲が良かった母と夫の関係が悪化したことは気掛かりですが、過度な心配はしていません。大変な時期を一緒に経験したことで、夫が今でも子育てをサポートしてくれていることに感謝。
これからも夫、そして、ときどき母を頼って育児に励みたいと思います。
[あつみん*プロフィール]
地方在住の一姫二太郎の母。3歳と1歳の子どもたちを自然の中で育てながら、在宅ワークとの両立に勤しむ日々を送っています。「食」の社会問題に関心を持ち、消費生活協同組合(生協)の組合員としても活動しています。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。