「すべてのシーンで笑える」「ずっと釘付け」“再ブーム”到来!上野樹里主演『亀は意外と速く泳ぐ』リバイバル上映延長&拡大へ
人気連続ドラマ「時効警察」(06-19)ほか数々の脱力系コメディを世に送り出してきた三木聡がメガホンを取り、上野樹里、蒼井優、岩松了、ふせえり、松重豊、要潤らを豪華キャストに迎えて製作された映画『亀は意外と速く泳ぐ』が、公開20周年を記念して、デジタルリマスター版として現在劇場公開中だ。このたび、本作の上映延長と拡大を記念して、入場者プレゼントの配布が決定した。
元祖“脱力系”映画の生みの親・三木聡監督 × 上野樹里
本作は、シティボーイズのライブの演出家として知られ、「タモリ倶楽部」「トリビアの泉」ほか数々の人気番組の放送作家としてキャリアを積んできた三木聡が『イン・ザ・プール』(05)に続いて手掛けた2作目の長編映画。2005年公開時、従来の日本映画には無かった独特なゆるいテンポとオフビートな笑いで“脱力系”映画として人気を博し、ロングランを記録。『亀は意外と速く泳ぐ』というタイトルには、“知っているはずの日常にも、まだ知らない別の世界があり、それを知ることで少し幸せになる“という意味が込められており、平凡な日常も視点を変えることで非日常になる様を描く。ストーリーに馴染むように存在する小ネタは、これまで独自の笑いを築いてきた三木聡らしさ全開の世界観。シュールでユーモアに溢れたキャラクターの個性がぶつかり合うことで生まれる化学反応を、ゆるくて変だけど可愛い物語へと作り上げた。
当時、『スウィングガールズ』(04)などヒット作に続けて出演したことで人気急上昇中だった19歳の上野樹里が演じる主人公スズメは、典型的な平々凡々に暮らす主婦。スパイ活動を始め、目立たないように暮らすスズメをコミカルに演じる。スズメの幼馴染であり、自由奔放な性格のクジャクを演じるのは、『花とアリス』(04)に出演したばかりだったブレイク前の蒼井優。スズメにスパイ教育をするスパイ夫婦を演じるのは、“三木組”常連役者の岩松了とふせえり。さらに、松重豊、要潤、伊武雅刀、温水洋一、嶋田久作など超個性派の豪華キャストが集結。
8月8日(金)にリバイバル公開を迎えた本作は、20年の時を経てもなお圧倒的な盛り上がりを見せており、SNSでは、「すべてのシーンで笑える」「ずっと釘付け」「ラストまでセンスと笑いと愛情に溢れていた」といった熱い絶賛の声があふれ、一大ムーブメントに。当初、「テアトル新宿」では、2週間限定上映の予定だったが、予想を超える人気で、3週目までの上映延長が決定。さらに「池袋シネマ・ロサ」でも8月29日(金)より1週間の上映が緊急決定した。
そしてこのヒットを記念し、ファンの間で人気シーンとして語り継がれる、ふせえり演じるクギタニエツコがパンダのぬいぐるみを抱き「あずきパンダちゃ~ん♪」と歌うシーンに登場する<あずきパンダちゃん>をデザインした特製うちわの配布も決定した。シネマ・ロサでは、8月29日(金)より配布スタート、その他劇場での配布情報は公式Xにて随時発表される。
『亀は意外と速く泳ぐ』は全国公開中