三田市の路線バス最果て停留所『大川瀬大滝』は、その名の通り滝の名称だった! 三田市
三田市の大川瀬地区を流れている渓谷には、大きな滝が姿を現す場所があります。
神姫バスの路線終着停留所にもなっている『大川瀬大滝』。ここからさらに先に進むと加東市に入る、市の端っこに位置する自然スポットです。
バス停からは平日2本のみ、JR相野駅行きの便が運行されています(筆者調べでは、相野駅から同停留所への便は8時48分/12時10分発の2本)。「もしかして人里遠く離れた場所なのでは?」と思うかもしれませんが、バス停のすぐ隣では「岡本銘木店 三田工場」が稼働中。
5分も走れば民家が点在している、里山の秘境といったところ。相野方面から県道75号線を西へ、岡本銘木店さんを右手に、左側に滝を見ることができます。駐車場はないのですが、道幅も広く通行量もごくわずかで、空きスペースに車を止めて観滝しました。
滝は段を取りながら流れていて、落差は5〜6mほどでしょうか。
渓谷の水が一体となり流れ落ちる様子は、力強く美しい光景でした。
滝がやがて穏やかな水流に変わるさまは、人生の移り変わりのようにも感じられます。
岩石は、渓谷の成りたちを物語っているようです。近くまで降りることはできないので、50mほど離れた場所からの観滝となります。オペラグラスやカメラの望遠レンズを持参すると、より楽しめます。
バス停付近にも案内板が立っている通り、車で5分ほどの場所に農林水産省(国)管轄の大川瀬ダムがあります。せっかくなので、足を運んでみました。
県道75号線を相野方面へ引き返し、案内標識にしたがって左折します。
木々のすき間からのぞく、整然とした姿が美しい大川瀬ダム。
川沿いは遊歩道になっていて、桜の季節にはダムとのコラボレーション撮影ができそう。上流にはダム管理事務所があり、「ダムカード」も発行されます(※要確認)。
丹波焼の里も近く、美味しいお豆腐が購入できる『三田のとうふ福井』もあります。
場所
大川瀬大滝
三田市大川瀬(神姫バス「大川瀬大滝」停留所すぐ)