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世代別日本代表にも選出された期待の大型ルーキーがベールを脱ぐ! 【FC琉球 新シーズン開幕前 特別企画#1 】ワッド モハメッド サディキ(18)

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世代別日本代表にも選出された期待の大型ルーキーがベールを脱ぐ! 【FC琉球新季開幕前特別企画#1 】ワッド モハメッド サディキ(18)

2月15日に新シーズンの開幕を控えるサッカーJ3リーグのFC琉球。【新シーズン開幕前 特別企画】と題し、J2返り咲きを目指す選手やスタッフの想いをシリーズでお伝えする。

第1弾は期待の大型ルーキー、ワッド モハメッド サディキ選手18歳。東京都出身でセネガル人の父、日本人の母を持つ。J1柏レイソルのユースで腕を磨き、去年は高校年代のリーグ戦における最高峰と位置付けられる「高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2024 EAST」で得点王に輝いた。その後トップ昇格を果たしFC琉球に育成型期限付き移籍で加入。琉球の攻撃を牽引する存在となれるか。沖縄の地でJリーガーとしてのスタートを切るサディキ選手に話を聞いた。

「自分のスタイルは琉球に合っている」

「今年は監督も変わって、球際や攻守の切り替え、運動量などそういった部分にフォーカスして取り組んでいます。超攻撃的サッカーを掲げていて、 自分は攻撃が大好きなのでこのチームに合っているなと思います」 ワッド モハメッド サディキ選手。187cmの恵まれた体格を持ちポストプレーやヘディングなどが武器の大型ルーキーだ。日々の練習やトレーニングマッチで手応えを掴みながら、Jリーグデビューの時を待っている。

「トレーニングマッチでは東京ベルディや川崎フロンターレと対戦して、フィジカルの部分もやれないわけではないですし、そこを武器にユースの時もやっていたので、そこは通用させていきたいというのと、フォワードなのでとにかく得点を取っていきたいですね」

「サポーターのみなさんには高さがあるのでヘディングも見てほしいですし、 レイソルで培ってきた足元でボール受けてトラップしてシュートなど、さまざまなバリエーションで決められるところが武器だと思っています。攻撃の多彩な武器をぜひ見てほしいです」

世代別日本代表に選出され自信深める

サッカー好きの父の影響で3歳のころからサッカーボールと共に過ごしたサディキ選手。小学校時代は海外サッカーが大好きで、国内のクラブは地元東京のFC東京と東京ヴェルディしか知らなかったという。

幼少期のサディキ選手 提供:FC琉球

「その2つしか知らなかったんですけど、お母さんが隣の千葉にも柏レイソルというチームもあるよと教えてくれて。動画を見たらすごい良いチームだったのでここに入りたいなと思いました。最初からプロになるという目標で頑張っていたんですが、 柏レイソルのジュニアユースに入って、ユースに上がったタイミングで プロになれるかもしれないという自覚が芽生えました。世代別代表にも選ばれたのでそういう部分でプロという可能性が見えてきました」

©KASHIWA REYSOL

U15とU18の日本代表に選出された経験があるサディキ選手。去年はスペイン遠征に帯同しスウェーデン代表やアメリカ代表と対戦。国内では韓国代表やアルゼンチン代表との国際試合も経験し自信を深めた。

沖縄から世界を目指す

「レイソルはパスの技術、止める蹴るの細かい質にこだわるチームだったので競技レベルは上がりましたし、フィジカルや走りの部分も6年間ずっと積み重ねてきました」 レイソルで培った技術や代表経験で深めた自信を胸に、沖縄の地でJリーガーとしてのスターを切る。

「個人としては2桁ゴールを目指しているので 10得点以上取りに行きたいです。試合もスタメンではなくても全試合に出場したいです。チームとしてはもちろんFC琉球をJ2に昇格させることが目標です。将来的にはJ2、J1へのステップアップももちろんですが、自分より年齢の低い選手が海外や世界の舞台でプレーしてるので、できるだけ早く海外に行って、大きくステップアップしていきたいという想いもあります」

☑取材メモ

サディキ選手はチーム内での愛称は“モハ“! オフには国際通りやアメリカンビレッジに先輩に連れていってもらったそう! 食べることが大好きで、沖縄グルメのお気に入りはステーキとタコライスということです! 現在人生初めての一人暮らしに奮闘中。洗濯に自炊と、さまざまな壁を乗り越えながらJリーグデビューの時を待つモハ選手。ルーキーイヤーでどのような活躍を見せてくれるのか期待です! 取材・撮影・執筆 植草凜(沖縄テレビアナウンサー)

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