株式会社村尾技建、設立50周年記念式典を開催 次の半世紀へ「災害対応力と人づくり」で前進
株式会社村尾技建(新潟市中央区)が設立50周年記念式典を挙行
株式会社村尾技建(新潟市中央区)は5月17日、新潟グランドホテルにて設立50周年記念式典を開催した。式典には社員やOBなど62名が出席し、これまでの歩みを振り返るとともに、次の50年への決意を共有した。
冒頭、村尾治祐(むらおはるまさ)代表取締役社長は「50年という節目を迎えられたのは、支えてくださった皆様と社員、家族の力があってこそ」と感謝を述べ、自身の原点である2004年の中越地震の現場経験にも言及し、「技術者としての責任と誇りを胸に、災害対応力No.1の企業を目指してきた」と語った。
同社は、能登半島地震(2024年)でも即座に現地対応にあたるなど、災害対応の現場力を強みに地域の安全・安心を支えてきた。村尾社長は、「社会の急激な変化に対応しながらも、現場の人の力をどう生かすかがこれからの最大の挑戦」と語り、次の時代を担う若手の成長と挑戦に期待を寄せた。
株式会社村尾技建の村尾治祐(むらおはるまさ)代表取締役社長
村尾建治相談役
続いて登壇した村尾建治相談役は、これまでの同社の災害復旧への貢献や、国との災害協定の締結実績に触れ、「全国からも注目される技術と人材育成がこの会社にはある」と高く評価。地域とともに歩んできた50年を誇りとするメッセージを贈った。
式典では、50周年を記念して制作されたロゴマークも披露された。地質調査に用いられる「ビット」の形状をモチーフに、5つの星で「社員・顧客・地域社会・協力企業・未来」への感謝と祝福を表現。伝統と革新が融合したシンボルとして、今後さまざまな場面で活用される。
式典後のインタビューで村尾社長は、「まずは社員が健康で長く働ける会社に」と語り、健康経営やBCPの取り組みを強化していく方針を示した。災害に即応できる体制の整備と、安心して働ける環境づくりの双方を進めながら、「次の半世紀をともに進む」と意気込みを語った。
50周年を記念して制作されたロゴマークが披露された
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村尾技建株式会社
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