【横浜市瀬谷区】竹村町公園横 工事仮囲い、絵が彩る 国際園芸博に向け園児が制作
旧上瀬谷通信施設で「GREEN×EXPO2027」や跡地活用に向けた工事が進む中、竹村町公園=瀬谷区竹村町5の2=東側の工事仮囲いパネルに、区内の保育園に通う園児らの絵が飾られている。グリーンエクスポの機運醸成が目的で、”無機質な壁”が花などの絵で彩られ地域住民の目を楽しませる。
飾られているのは、区内にある公立・私立19園の保育園に通う5歳児250人の描いた絵。GREEN×EXPO2027のテーマである「幸せを創る明日の風景〜SceneryoftheFutureforHappiness〜」を踏まえ、自分の好きな花や「こんなお花畑で遊んでみたい」などの内容で制作を進めた。
グリーンエクスポ開催まで555日前の9月10日には、近隣の中屋敷保育園の園児も参加し、お披露目式も開催された。園児は「家の近くにある花畑で遊ぶ絵を描いた。みんなに見てほしい」と話していた。
式に参加した瀬谷北部町内連合会の堀野州男会長は、グリーンエクスポ開催やテーマパーク整備の計画も念頭に「ぜひ若いみんなの力で元気づけてほしい。仮囲いを外す際は、また来てもらって完成を祝ってほしい」と園児たちに呼び掛けた。
「地域と連携を」
中屋敷保育園の佐伯美香園長によると「竹村町公園周辺を園児が散歩しているが、無機質な壁が続いており寂しい状態だった」という。そこで、工事を担当する上瀬谷整備事務所の担当者と調整し、グリーンエクスポに向けた機運醸成も目的に展示が決まった。
佐伯園長は「子どもの絵を見てなごんでほしい。園児には、グリーンエクスポ開催に向けて変わっていく環境を楽しんでくれたら」と語る。
同事務所の担当者は「白い壁は、地域の人にとって寂しいはず。今後も、地域と機運醸成に取り組みたい」と述べる。