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家庭内において“ヒミツはない！”と断言するママたちもいる一方で、じつはこっそり楽しんでいる趣味をもつ人たちもいるようです。今回ママスタセレクトでは「旦那さんや義実家に隠している趣味はありますか？」というアンケートを実施しました。選択肢には「ある」「ない」の2つを設定。1000人を超えるママたちから回答を得ることができました。

約3割のママがヒミツの趣味があると回答

アンケート結果では隠している趣味は「ない」と答えたママが68.5％。対して「ある」と答えたママは31.5％に。つまり約3割のママたちが「ヒミツの趣味」をもっていることがわかります。どんな理由からヒミツの趣味をもっているのでしょうか……？

お金が絡む趣味

『漫画です。毎月課金してまで読んでいるため』

『フラダンスの教室に通っていること。衣装代がウン十万円とかかるので、言えません（笑）』

ママたちが「ヒミツ」にする理由。それは「お金」が絡んでいることが多いようです。課金して楽しんでいる漫画、高額の衣装代がかかるフラダンス教室など、隠したいのは「家計を任されているから」という理由もあるのかもしれませんね。

さらに興味深いのが、

『アンチエイジング課金』

『資産運用してます。こっそりヘソクリ作りたいので内緒です』

というママたちです。ヘソクリが目的であれば、もちろん公にはできませんね（笑）。アンチエイジングにお金をかけるママは「単純に課金額を知られたくない」と乙女心を漏らします。健気な努力をするママの姿が目に浮かぶようです。

趣味の内容がレアである？

ほかにもこんな具体例が挙がりました。

『バイク乗り。義実家の人たちがバイク嫌いだから内緒にしてる』

『男性アイドルの追っかけ』

「某アーティストが好きで、夜な夜な動画を見てはニヤニヤしている」というリアルな声も届いています。

『夢小説を書いてます』

「R18の同人小説を書いている」などなど、どれも咎められるような趣味ではないように感じますが、大きな声で言うには憚られる（はばかられる）と考えるママが多いのかもしれません。

ママたちが旦那さんや義実家に趣味を隠す2大理由

ママたちのコメントから、ヒミツの趣味をもつ理由は大きくわけて2つあることがわかりました。1つ目は「金銭的な理由」、そしてもう1つは「趣味の内容が独特である」という点です。

金銭的な理由で趣味を隠す背景は？

「趣味に費用がかかるから」という理由で隠しているママたちからは、経済的なプレッシャーを感じている様子がみてとれます。ママの「徹底した支出管理」や「節約意識」によって生活が支えられている家庭も少なくないのかもしれません。

周りに理解されにくいから言えない・言いたくない

趣味に対する理解の差が要因のこともありそうです。

『アニメや漫画に理解はあるものの、その世界観にのめり込む感覚が理解できないようです』

『オンラインのクレーンゲーム。「無駄遣い。物が増えすぎ！」と怒られたので、今はこっそりやっています』

趣味の内容は人それぞれです。自分にとって「大切な趣味」であっても、自分以外の人にとっては何が楽しいのか、なぜそんなに夢中になるのかさっぱりわからない、ということもあるでしょう。そのため往々にして、趣味にかけるお金や時間を「無駄遣い」とみなされる傾向があるのかもしれません。

個人の大切な趣味を隠さずとも生活できる家庭・社会が理想

趣味とは本来、個人の自由であり隠す必要のないものです。趣味がストレス解消になっている人、趣味を通じて自己表現を高める人もいるでしょう。とくにママたちは、ママでも妻でもない、いち個人の顔をもつ場所として趣味を楽しんでいる人もいるのではないでしょうか。 かくいう筆者も独身時代からの趣味のひとつ、ピアノと合唱を息子が幼稚園に入ったころから再開しました。独身時代と同じようにはいきませんが、できるペースで練習を重ねることも、新しい仲間が増えたことも、嬉しいことです。その姿をみて育った息子は「母には母の楽しい世界があり、一生懸命になれる場所がある」と気づいたようです。息子は息子で自分で趣味の世界を広げています。親子であっても、必ずしも同じものに興味があるわけではないですからね……。

趣味は生きていくうえでの重要なものになりうることもあるでしょう。個人の趣味が尊重され、家族や周囲の人たちと共有できる社会の実現が、より豊かな生活へとつながっていくのではないでしょうか。

【アンケート概要】 総回答数：1063票 調査方法：インターネット 調査月：2024年9月 調査・分析：ママスタセレクト編集部