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【つないだ記憶がモシモを救う】中越大震災から今年で20年。いま、改めて見直したい防災対策

日刊にいがたWEBタウン情報

 

つないだ記憶がモシモを救う

中越大震災から今年で20年。2004年10月23日に発生したこの大地震は、新潟県内外に甚大な被害をもたらし、多くの人々にとって防災の重要性を強く意識させました。それから20年が経過し、私たちは数々の教訓を学び、地域防災の取り組みを進めてきました。

しかし、自然災害はいつ、どこで起こるか分かりません。今こそ、20年という節目を迎えるにあたり、私たちの防災対策を改めて見直し、未来に向けた備えを強化する時期です。今回は、中越大震災の経験を振り返りながら、現代の防災対策の重要性や新潟県が取り組むプロジェクトについて紹介していきます。

「防災・減災にいがたプロジェクト2024」とは?

2024年は、新潟地震から60年、新潟焼山火山災害から50年、新潟・福島豪雨(7.13水害)及び中越大震災から20年という、多くの災害からの節目の年です。「防災・減災にいがたプロジェクト2024」では、災害の記憶と災害から得た教訓・備えの必要性を伝えるため、国、県、市町村及び関係機関が連携して活動を進めています。

防災・減災にいがたプロジェクト2024 (https://www.hrr.mlit.go.jp/project2024/)

当時の被害状況

国道252号の崩落現場 ※川西町(現十日町市)越ヶ沢地内

2004(平成16)年10月23日、新潟県中越地方を震源とする地震が発生し、川口町(現長岡市)で最大震度7を記録しました。この地震により、中越地方では大規模な地すべり・斜面崩壊が3791ヵ所で発生したほか、国道と県道241ヵ所が通行止めとなるなど、交通網も甚大な被害を受けました。

また、山古志村(現長岡市)では、余震による二次災害も予測されたため、全村避難に至りました。全県での避難者は、最大時10万3000名に上りました。その後も本県は中越沖地震や、令和6年能登半島地震など、度重なる自然災害に見舞われています。

東竹沢地区(現長岡市) 河道閉塞による集落水没

防災の基本は事前対策

地震は、いつでも発生する可能性があります。防災の基本は事前対策です。備蓄品や非常持ち出し品の準備、ハザードマップや避難場所の確認、家具の転倒防止対策、地震保険加入の検討など、災害への備えができているか、この機会にあらためて確認しましょう。

「ローリングストック」で日常備蓄をしましょう

「ローリングストック」とは、普段から食品や日用品を少し多めに買っておき、 消費した分を買い足すことにより、一定の家庭備蓄を保つ方法です。

●備蓄量…最低3日分(できれば1週間分)が望ましいです。
●普段使いの食品を期限内に食べきることで、食品ロス削減にもつながります。

【ポイント】
飲料水は、賞味期限を過ぎても一律に飲めなくなるものではありません。期限が切れたからと慌てて処分せず、災害時の生活用水等として役立てましょう。

問い合わせ先
新潟県防災企画課
問い合わせ先
電話番号
025-282-1606
リンク

「災害時の食の備え」について発信しています

長岡・柏崎地域振興局では、中越大震災や中越沖地震などの経験をふまえ、自分や家族の命を守る「災害時の食の備え」について発信しています。

災害が起きても、健康に配慮した食事が少しでもできるよう、備える食材と備え方のポイントについて分かりやすく解説しています。リーフレットは自主防災組織の訓練や地域コミュニティセンターでの活動及び防災教育、事業者等でも活用いただいています。ぜひご覧ください。

(画像クリックでパンフレットの詳細へ)
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問い合わせ先
電話番号
【長岡地域振興局 健康福祉環境部 地域保健課】tel.0258-33-4931

【柏崎地域振興局 健康福祉部 地域保健課】tel.0257-22-4112

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