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相模川漁連 天然アユ多く解禁に弾み 相模・中津川で試し釣り

タウンニュース

ザルに盛られたアユを見せる木藤会長

6月1日のアユ釣り解禁を前に、相模川漁業協同組合連合会(愛川町半原/木藤照雄代表理事会長)が5月25日、相模川と中津川などで試し釣りを行った。アユの成育や遡上(そじょう)の様子を確認するため毎年5月に実施。同漁連に加盟する5つの漁協組合員らが釣りざおを振り、2時間半ほどで200匹を超えるアユを釣り上げた。

相模川上流の小倉橋(相模原市)から海老名市、支流の中津川など8カ所で行われ、23人の組合員がおとりのアユを使った友釣り、下流域では針を魚に引っ掛けるコロガシでアユを釣った。

中津川に架かる八菅橋(同町中津)のたもとでは、相模川第一漁協の組合員が川に入り、アユの魚影を追った。この日は川の状態も良かったといい、次々と天然アユを釣り上げる姿に川岸の組合員からは拍手が沸いた。同漁協の岡本一彦さんも「今日は例年になく良く釣れた」とほくほく顔で話した。

8カ所で釣り上げたアユは漁連事務所に持ち寄られ、職員が量や大きさを確認して地点ごとにザルに盛っていった。八菅橋では51匹、厚木市内の三川合流地点では32匹の釣果があった。

各地点のアユを確認した同漁連の木藤会長は、「量は昨年より少なめだが、上流地点にも天然アユが遡上していることが分かった」と話した。

同漁連では、3月から4月にかけて寒川町でくみ上げた天然アユ約30万匹を上流域に放流。例年70万匹近くを放しており、「まだ全体の4割から5割程度。シーズンが本格化する7月まで続ける」(木藤会長)という。

稚アユ放流「大きく育て」

愛川町では5月21日、町内の児童が中津川の河原で稚アユの放流体験を行った。

同漁連の協力で例年実施している恒例行事。田代小学校の3年生21人と半原小学校の3年生31人が参加し、合わせて約1500匹の稚アユを川に放した。

児童らは「アユがつるつるしている」「いっぱいとび跳ねておもしろい」と笑顔を見せながら、体長10センチほどの稚アユを放流していった。様子を見守った木藤会長には「アユはどれぐらいで大きくなりますか」「アユはどのくらい寝るんですか」と質問が寄せられた。

稚アユを放流する児童

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