【冨良食品】社会科見学気分で「納豆工場」を見学してきました!/静岡市
THE TIME,中継担当の近江由佳です。遡りまして3カ月前、7月10日【納豆の日】に訪れた、静岡市にある「冨良食品」をご紹介します。ここでは、なんと誰でも無料で納豆工場を見学できるんです!
納豆の作り方を徹底解剖!
納豆がどのように作られているのか、社会科見学気分でしっかり学んできました。
ガイドをしてくれたのは、糠谷(ぬかや)さん(下段中央)。発酵食品の工場にぴったりの名前!(というツッコミは、毎回の恒例だそうです)。
まず、納豆の原料である大豆ですが、ここで使われるのは全て国産の大豆です。17時間ほど水に浸し、約2倍の大きさになった大豆が次の工程に進みます。その後、大きな釜で1時間蒸し上げていくのですが、蓋を開けた瞬間、もくもくと上がる蒸気が壮観!この時点で香ばしい大豆の香りが広がります。
納豆菌のパワーがすごい!
次に、蒸しあがった大豆に「納豆菌」をまんべんなく吹きかけます。この作業が納豆作りの肝!
糠谷さんによると、この段階で大粒90キロ、なんと3600パック分もの納豆が作られるそうです。納豆菌って実はとても強い菌で、他の菌をどんどん食べてしまうんだとか。そのため、納豆菌は、チーズや日本酒を作る工場には持ち込んではいけないと言われています。それくらい強力な菌なんですね。
温度管理で発酵をコントロール
納豆作りのもう一つの重要なポイントが「温度管理」。納豆菌が発酵しやすいよう、この部屋は常に40度に保たれています。夏場は特に暑く、見学者には厳しい環境ですが、これが美味しい納豆を作る秘訣です。最後は自動でパック詰めされ、さらに発酵が進んで冷やされると納豆の完成です。見学者としては、手際よく詰められていく納豆を見るのがとても気持ちいい瞬間です。
納豆は混ぜれば混ぜるほど良い?
私は中継中ずっと納豆を混ぜ続けていましたが、「混ぜれば混ぜるほど納豆菌が増える」という噂があります。これ、実際はどうなんでしょう?糠谷さんに聞いてみました。実はこれは俗説で、栄養価や菌の数が増えるわけではないそうです。
ただし、空気を含むことで味がまろやかになるので、混ぜると美味しくなるのは確か。さらに、「タレは混ぜた後に入れるべし!」というアドバイスも。水分が少ない状態で混ぜた方が空気を含みやすく、美味しく仕上がるんだとか。
冨良食品の納豆、ぜひご賞味あれ!
冨良食品では、特別栽培国産の小粒納豆(3パックで238円〜)を静岡県内で販売中。経木納豆も1個225円(税込)で手に入ります。国産大豆を使用し、添加物は一切使っていないこだわりの一品です。県外でも少し高めに販売されています。
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■(株)冨良食品
住所:静岡市駿河区広野2-17-15