「短くなった鉛筆」の“書く以外”の驚きの活用術「滑らかになった」「すごい!」
使い込んで短くなってしまった鉛筆、どうしていますか? さすがに持ちにくいからもう使えないけれど、そのまま捨てるにはもったいない……。今回は、そんな短くなった鉛筆の意外な活用術を見つけたので試してみました。ちょっとした工夫で、最後まで大切に使い切りましょう。
捨てたら損!「短くなった鉛筆」は取っておこう
長く使い続けて短くなった鉛筆は持ちにくくなり、そのままでは使いにくいもの。しかし、捨てるにはもったいないと感じる人も多いでしょう。何か便利な使い道はないのでしょうか……。
そこで調べてみたところ、短くなった鉛筆を生活に活かせる意外な方法を見つけたので、実際に試してみました。
「短くなった鉛筆」をファスナーのメンテナンスに活用
鉛筆の芯に含まれる黒鉛には潤滑作用がある
ファスナーの金属部分が錆びて滑りが悪くなり、開閉しづらくなって困った経験はありませんか? 力を入れて無理に動かそうとすると、さらにかみ合わせがズレたり、生地を傷めてしまったりする恐れも……。そんなとき、じつは身近にある鉛筆が役立つことをご存じでしょうか。
鉛筆の芯に含まれる黒鉛には潤滑作用があります。このため、黒鉛をこすりつけるようにしてファスナーのかみ合わせ部分をなぞることで滑りをスムーズにする効果があるのです。
活用術
筆者は今回、ファスナーが錆びかけて閉じにくくなった古いパーカーを用意しました。
さっそく、短くなった鉛筆でファスナー部分をなぞっていきます。
2Bや3Bなどの濃い鉛筆は黒鉛の含有量が多く芯がやわらかいため、より効果的ですよ。
芯が折れないよう注意しながら、ファスナーの歯の部分に鉛筆を軽くこすりつけてください。
なぞり終わったら、ファスナーの開閉を何度かくり返しましょう。
こうすることで黒鉛が均等に行き渡ります。
滑りがよくなり、スムーズに閉じられるようになりました!
【注意点】ファスナーに残る黒ずみが気になるケースも……
ただし、ファスナーの性質や服の色合いによっては、黒鉛の黒ずみが目立つこともあります。
特に明るい色の布地の場合は注意が必要です。
大まかな汚れは布で軽く拭き取ると落ちますが、より丁寧に仕上げたい場合は、綿棒などを使って細かい部分を拭くのもおすすめ。どうしても黒ずみが気になる場合は、鉛筆ではなく専用の潤滑剤を使ったほうがよいでしょう。
短くなった鉛筆でファスナーのトラブルを解決しよう
短くなり捨てようか迷っていた鉛筆を利用したら、困っていたファスナーのトラブルがあっという間に解決しました! プロの手も借りず、こんなに簡単にファスナーのメンテナンスができる方法があるなんて驚きですね。
短くなった鉛筆も、アイデアしだいで新たな使い道が広がります。
ぜひ、最後まで大切に使い切る工夫をしてみてください。
糸野旬/ライター