LarmeR、初の全国ツアー完走「いつか大きなステージに一緒に行きましょう!」
LarmeRが、1月22日(水)にSpotify O-EASTにて全国ツアー<LarmeR 1st LIVE TOUR ~Roots of LarmeR~ supported by M&Aベストパートナーズ/木村情報技術>ファイナル公演を開催した。
映像付きで始まった「overture」。LarmeRのライブのスタートを彩る、雫の音や波の音。映像の中には1年前よりも少し大人になった彼女たちの姿。“ここから、始まる”。そう予感させるスタートとなった。
1曲目は、LarmeRのデビュー曲である「この雫は、海を越える。」。イントロのピアノから頭のサビに入り、会場は一気にきらめく。そしてイントロに差し掛かり、ファンのMIX(掛け声)は一気に最高潮へ。
2曲目は「Love Live LarmeR!」(ラブリブラルメール!)。⻭切れのよいギターカッティングリフが主体の、LarmeRの自己紹介ソングだ。七海花菜の煽りで、会場のテンションはさらに高まっていく。そこから疾走感がある王道アイドルソングの「純情コントラスト」「虹色セブンデイズ」、さらには和風お祭りどんちゃん騒ぎソング「ワッチャッチャ!お祭りサマー!!」を立て続けに披露。ライブ冒頭からまったく休む様子のない勢いのある攻めの姿勢が感じられた。
そして、自己紹介などのMCのあと、ここからはLarmeRが普通のアイドルではないことを証明する楽曲たちが続く。まずは、日本のアイドルとしては非常に珍しい“全編英語歌詞ロック”の「Violet Coral」。そして、LarmeRが初めて“全編英語歌詞”に挑戦したダンスナンバー「Never Ever」。さらには英語・韓国語・フランス語・日本語と4ヵ国語の歌詞となっている「Crazy night Silver moon」。韓国人の振付師が作った妖艶でキレのあるダンスは、渋谷の一角を一瞬にしてクラブにするようだった。
楽曲が終わり、映像がスタート。テーマはおもに“ツアーについてのこと”。意見を言えるようになった、みんなでホテルで集まって話して団結力が上がった、トラブルに対応できた、地元で1人で歌って感慨深かったなどが明かされた。
9曲目は「この雫は、海を越える。」のピアノアレンジver.。ツアーをともに回ってきたこの大切なアレンジの楽曲を、メンバー6人が叙情的に歌い上げる。そこには当時のツアーを思い出しているような表情があった。
そのあと急に“ピンポンパンポーン♪”と音が鳴り、全国ツアーのクイズへ。全員正解しないと罰ゲームという中で、坂口渚沙がライブツアーの写真での問題を間違え、1人5秒ずつのキス顔披露へ。
企画コーナーが終わり、ライブも後半戦へ。「Hello!New World!」、「ギュッってしちゃおう!」は、LarmeRの中でも“可愛い”ジャンルの楽曲だ。特に「ギュッってしちゃおう!」は、元HKT48で今もダンスインストラクターやコレオグラファーとして活躍をしている本村碧唯が振り付けを手がけ、TikTokで3,600本以上の動画が投稿されているファンも大好きな1曲ということもあり、会場のボルテージは最高潮に。
12曲目は「ハマナスの道」。坂口渚沙の出身地である旭川・北海道をイメージして作られた楽曲であり、今回の<Roots of LarmeR>のテーマの1つである“ふるさと”を歌った楽曲だ。坂口から“LarmeRは今日でデビュー1周年を迎えました。前よりも地に足がついた形で活動をできていると思います。みなさんのことを、絶対に後悔させませんので、いつか大きなステージに一緒に行きましょう!”とコメント。
本編ラストは「Polaris」。北極星を意味するこの曲は、いつでもどこでも見守ってくれている家族、そして、ファン。いつかはLarmeRのメンバーが“Polaris”のように、みんなを照らしたい。そんな、今回のツアーのテーマソングと言える楽曲である。間奏では、彼女たちの母親、父親からの直筆のメッセージをステージモニターにサプライズで表示。メンバーは、感極まって、泣きながらの歌唱となった。
アンコールの1曲目は、初披露の新曲「Dear Future Light」。LarmeRのデビュー曲を手掛けた俊龍が1年ぶりに彼女たちに書き下ろした、いわば“2年目への決意”の楽曲となる。今まで“一雫”だった彼女たちが、2年目に差し掛かり“光”となって、さらに駆け出していく。不安や焦りもあるが、みんなで、あなたと、乗り越えていく。そんな決意と想いを掲げた楽曲だ。勢いや小節的なわかりやすさがあるため、初披露にもかかわらず、会場には全力のコールが響き渡った。そして、4月16日(水)に発売するLarmeRの1stアルバム『Une première larme(ユヌ プルミエール ラルム)』 の詳細を発表。イベントや2ショット写メ会の開催にファンも喜んだ。
ここからファンからの人気も高く、盛り上がる楽曲「Love Live LarmeR!」「純情コントラスト」を届け、最後は「この雫は、海を越える。」をパフォーマンス。大歓声の中でツアーファイナルは幕を閉じた。