満腹感は決して幸せ感をもたらさない?食べ過ぎがもたらす免疫力低下のメカニズムとは?【専門家がしっかり教える 図解 やせる食べ方】
免疫と幸福感のカギは腸にあり
細菌やウイルスから体を守る免疫細胞。その6〜7割は腸でつくられています。昨今の新型コロナウイルスをきっかけに、常日頃より腸内環境をよくしておくことが、病原体に負けない体をつくるのに重要だと再認識した人も多いのではないでしょうか。
しかし、日常的に胃腸にフル稼働を強いていると、腸内環境は悪化の一途をたどります。食べる量が多過ぎて腸での吸収や排泄といった処理が追いつかなくなると、腸内では悪玉菌が優勢となります。その悪玉菌によってつくられる有害物質が増加すると、免疫機能も低下。体外から入ってきた細菌などは、消化管を通って腸内へと侵入しますが、免疫機能が働くことによってブロックされます。
この働きが弱まると、腸壁から体内へと侵入して風邪を引いたり、花粉症などのアレルギー症状が出たりしてしまうのです。腸内の善玉菌を増やすために乳酸菌をとったとしても、腸にある滞留物のせいで吸収力が弱まり、効果的に働いてくれません。
まず、食べ物をとり込むのを一時的にストップし、腸内環境を本来の状態にリセットすることが重要です。ずぼら断食によって花粉症が軽くなったという声は本当に多く、免疫力がいかに大事かを日々感じています。
出典:『専門家がしっかり教える 図解 やせる食べ方』
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そんなに食べてないのに太る本当の理由
「そんなに食べていないのに体重が減らない」「カロリーを抑えて食べているはずなのに太ってしまう」という声をよく耳にします。努力している人には酷かもしれませんが、食事に気をつけているつもりでも、じわじわと体重が増えていく、あるいは、理想の体重以上の体重がありなかなか減らないという場合、自覚のあるなしに関わらず、食べ過ぎていることがほとんどです。
食べ過ぎと聞くと、食べる量をイメージする人が多いと思います。確かに、お腹がパンパンになるまで食べればそれは食べ過ぎです。ですが、油たっぷりの揚げ物や炭水化物が多めの食事など、次の食事までに胃で消化しきれないようなものを食べたり、量が少なくてもその日の活動量で消費しきれないくらい高カロリーなものを食べたりした場合も、実は食べ過ぎなのです。
食べ過ぎチェックリスト
ずぼら断食で体を改善していくにあたり、まずはスタートラインに立つことから始めましょう。ダイエットの基本でもありますが、やせたいと思ったら自分の食生活を把握すること。下の「食べ過ぎチェックリスト」を使うと、簡単にセルフチェックができます。食べ過ぎなのか、食べ方のクセがあるのかを確認してみてください。
□ 1日3食、ほぼ決まった時間に食べている
□ 舌にたっぷりと白や黄色の苔こけがついている
□ 満腹になるまで食べないと食べた気がしない
□ 午後のおやつ、または夕食後のデザートやスナックがルーティーン
□ 食べてから2時間以内に眠ることがよくある
□ 早食いの自覚があり、大低20分以内で食べ終わる
□ 昼食から1〜2時間後に強い眠気を感じることがしばしばある
□ よく噛んで食べようと意識したことがほぼない
□ 唐揚げやコロッケなど油で揚げた料理が大好き
□ 毎日、夕食に炭水化物(ごはん、麺類、パン、粉物など)を食べている
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出典:『専門家がしっかり教える 図解 やせる食べ方』