材料4つの「ホワイト生チョコ」レシピ。分離させないポイントもチェック!
とろける♪ 濃厚ホワイト生チョコ
調理時間:20分
冷やし固める時間は含めません。
生チョコレートとは、溶かしたチョコレートに温めた生クリームを合わせたスイーツです。この記事では、ホワイトチョコレートを使い、ホワイト生チョコの作り方をご紹介します。
簡単に作れるので、スイーツ作り初心者さんにもおすすめです。まったりと口の中でとろけるミルキーなおいしさに、ほっこりと幸せな気分になれますよ。ティータイムのお供やプレゼントにもぴったりです。ぜひ作ってみてくださいね。
材料(18cm×6cmの型1枚分)
ホワイトチョコレート:200g
生クリーム:100cc
バター(無塩):15g
粉砂糖:適量
コツ・ポイント
生チョコを作る際には、分離に注意が必要です。
チョコレートは、水が入ると分離してしまいます。使う器具は水分を拭き取り、乾いた状態で使用するのがポイントです。
温めた生クリームを刻んだホワイトチョコレートに加えて混ぜ合わせる際は、すぐに混ぜると分離しやすくなります。生クリームの熱がチョコレートに伝わるよう、少し時間を置いて馴染ませてから、手早く混ぜ合わせるのがコツです。
作り方
チョコレートを刻む
ホワイトチョコレートを包丁で刻みます。溶けやすくするため、細かく刻んでください。
生クリームを温める
鍋に生クリームとバター(無塩)を入れ、沸騰直前まで温めます。
チョコレートと生クリームを合わせる
刻んだホワイトチョコレートをボウルに入れ、2を加えて、全体を馴染ませます。
泡立て器で混ぜ合わせる
ホワイトチョコレートが溶けてなめらかになるまで、泡立て器でしっかりと混ぜ合わせます。チョコレートが溶けにくい場合は、50〜60℃の湯煎にあててください。
容器に入れて冷やし固める
容器にクッキングシートを敷き、4を流し入れ、表面を平らにならします。そのまま冷蔵庫に入れ、2時間程度冷やし固めます。
切り分ける
しっかりと固まったら、容器から取り出します。四方を切り落とし、18〜24等分に切り分けます。このとき、包丁をお湯で温めるときれいに切れます。包丁の水分はよく拭き取ってから使ってください。
粉砂糖をふる
仕上げに、茶こしで粉砂糖をまぶせば完成です。
保存方法・賞味期限
生チョコは常温保存ができません。すぐに食べない場合は密閉容器に移し替え、冷蔵保存が基本です。冷蔵保存する場合でも日持ちは2~3日を目安に。なるべく早めに食べ切ってください。
プレゼントとして渡す場合は、保冷剤入りの保冷バックを利用するのがおすすめです。
分離する原因と解決法
分離する原因5つ
1. 湯せんの温度が高かった
ホワイトチョコレートは湯せんの温度がとても重要です。高い温度の湯せんにかけると分離しやすいので、50℃の湯せんを準備しホワイトチョコレートの温度を40〜45℃程度にしてゆっくり溶かしましょう。
2. 生クリームの温度が高かった
ホワイトチョコレートに合わせる生クリームの温度が高い場合も分離しやすいです。生クリームを温める場合は、沸騰させない程度に温めるようにしましょう。
3. 生クリームの量が多かった or 少なかった
通常のチョコレートと比べて、ホワイトチョコレートは水分や油分が多いため、生クリームとの割合がとても大切。通常のチョコレートで作る生チョコレシピにおきかえると、生クリームの量が多かったり少なかったりして分離してしまうことがあります。ホワイトチョコレートの生チョコレシピで作り、きちんと計量するようにましょう。
4. チョコレートと生クリームに温度差があった
チョコレートと生クリームに温度差があるのも原因のひとつです。熱い状態の生クリームにホワイトチョコレートを入れて混ぜても分離してうまく混ざりません。生クリームとホワイトチョコレートの温度を同じくらいにしておくことが大切です。
5. 水分が入ってしまった
チョコレートに水分が入ると分離してしまいます。ボウルやゴムベラなどの器具に水分が残らないようきちんと拭き、湯せんするときの水分が入らないように注意しましょう。湯せんするときのボウルは、鍋よりも大きなものを使うようにしてください。
分離してしまったときの解決法
分離してしまったときは、湯せんにかけて温度を上げ、湯せんから外して冷やしながら温度を下げるという作業をゴムベラで静かに混ぜながらおこないます。何度か繰り返すと分離がなおり、きれいに混ざりますよ。
固まらない原因と解決法
固まらない原因3つ
1. 生クリームの量が多かった
ホワイトチョコレートは、通常のチョコレートに比べてカカオの分量が少なくミルク成分が多いため、生クリームの量が多いと固まりにくくなります。通常のチョコレートと生クリームの割合は2:1ですがホワイトチョコレートの場合は3:1です。分量を守るようにしましょう。
2. 植物性クリームを使った
植物性クリームは動物性クリームに比べると固まるのに時間がかかったり固まりにくかったりします。味わいも動物性クリームのほうがコクや旨味がありおいしく仕上がりますよ。失敗を防ぐためにも動物性クリームを使うようにしましょう。
3. 冷やす時間が足りていない
ホワイトチョコレートの生チョコは通常の生チョコに比べて固まるのに時間がかかります。冷やす時間が足りていない場合もあるので、焦らずにじっくり冷蔵庫で冷やしてみましょう。くれぐれも冷凍庫に入れないように気をつけてくださいね。
固まらないときの解決法
どうしても固まらない場合は、ホワイトチョコレートの分量を増やします。冷やした生チョコと刻んだホワイトチョコレートをそれぞれ湯せんで溶かし、同じ温度にしてから合わせましょう。よく混ぜ合わせてから再度冷蔵庫で冷やしてみてください。
よくある質問
生チョコをきれいに切るコツは?
包丁を湯せんで温めてからキッチンペーパーできれいに水分を拭き、生チョコに垂直に包丁を当てて切ります。包丁は何度も動かさず手前に向かって引き、一気に切るのがコツです。
まや切るたびに包丁に付いたチョコレートを拭いて湯せんで温めて拭くようにしましょう。切ったら包丁を少し横にずらして隙間をあけると、切ったチョコ同士がくっ付かずきれいに仕上がります。すべて切り終えたらそのまま冷蔵庫で冷やしてからトッピングをしてください。
味のアレンジはできますか?
抹茶や紅茶でアレンジできます。詳しいレシピは下記をチェックしてみてくださいね。
ラッピング方法を教えてください。
生チョコはやわらかいので、紙カップに入れて箱に詰めたりワックスペーパーを敷いた箱に並べたりするのが安心です。また紙カップやマフィンカップに入れて透明のラッピング袋に入れてリボンをつけるのもおすすめですよ。
ホワイト生チョコにうっとり♪
生チョコの魅力は、なんといってもなめらかな口溶け!舌の上で転がしながらとろける食感を楽しめるのは、生チョコならではの醍醐味です。
リッチな味わいでスペシャル感もあるホワイト生チョコは、プレゼントにはもちろん、自分へのご褒美チョコにもぴったり。シンプルに作れるからこそ、アレンジ次第で個性を発揮することも可能ですよ。
また、生チョコはフレッシュなうちに食べ切るのも大事なポイントです。できたてを紅茶やコーヒーと一緒に味わえば、心までとろけてしまうかも♪
ライター:上原 花菜(管理栄養士)