【おすすめ選手権番外編】高島屋に炒飯を買いに行ったら「玉子の角材」を連れて帰ってしまった件 / 職人技すぎる「だし巻き太巻き」が想像の5倍ウマかった
先日、編集部内の企画「おすすめ選手権」の買い物をすべく、新宿高島屋地下1階の食料品売場で炒飯を探していたら、神々しいオーラを放つ「だし巻き太巻き」に出会ってしまった。巨大なだし巻き玉子の極太太巻き……これは買うしかねぇ。
聞けば、愛知県豊田市の人気店「割烹・寿司 きさらぎ」の太巻きらしい。「ツナマヨだし巻き太巻き」「明太チーズだし巻き太巻き」など種類豊富。今回はとりあえず定番の「だし巻き太巻き(1080円)」を1本購入することにした。
さっき実際に食べてみたのだが、ちょっと本気で美味しかったので情報共有しておきたい。見た目以上に凄いぞこれ!
・新宿高島屋にて
当サイトの人気企画「おすすめ選手権」は、各記者がそれぞれオススメ商品を持ち寄り、編集長GO羽鳥が1番好きなものを選ぶ企画。この日はお題が「炒飯」だったので、美味しい炒飯を買うべく出社前に高島屋の地下に向かった次第である。
お目当ての中華料理店まで一直線のつもりが、黄金色の “玉子の壁” が圧倒的な存在感を放っていてスルーできず。試しに1パックを手に取るとずしりとした重量が手のひらに伝わった……ただの寿司ではない。炒飯のことは一旦忘れよう。
というわけで、1本購入。会社に到着するや否や、さっそくデスクでいただくことにした。このような “名店の芸術作品” は1秒でも早く食べるべきなのだ。マジで仕事なんかしている場合じゃねぇ。
・きさらぎの太巻き寿司
ふたを開けると、角材のように分厚いだし巻きがビシッと並んでいた。この潔さですよ。「巻き寿司はシャリと具材のバランスが命」と言われているが、ほぼ玉子で成立させてしまう強烈な職人技。
もちろんその裏には「冷めても美味しいお米」「磯の香りが豊かな早摘みした海苔」「ふっくらと柔らかく卵黄が濃く、濃厚な味わいが特徴のだし巻き」という熟練職人の精巧なチューニングがある。
なんでも1つ1つ手焼きだから出せる香り豊かな美味しさが人気の理由なのだとか。箸で持ち上げると「ご飯の白」と「海苔の黒」が額縁となり、主役の玉子がいっそう輝く。
最初のひと口で、瑞々しい酢飯と上品なだし巻きの旨味が口いっぱいに広がった。
だし巻きはしっかりと中が詰まっていてしっとりふわふわした食感。たしかにこれは美味しいですよ!
何より一切れで感じる満足感がえげつない。とはいえ、酢飯のほどよい酸味で後味は軽やか。この相反する魅力を同時に叶えるのも職人の技か。また催事で見かけた際にはお土産用として買いたい。そう心に刻ませる衝撃の一本だった。
参考リンク:割烹・すし きさらぎ
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.