家のトイレはどこに取りつける?快適な家づくりに必要なポイントを完全解説
間取りづくりにおいてトイレの位置は後回しにされやすい傾向です。しかし、トイレの位置は暮らしやすさにおいて大変重要。1日に1度は必ず行く場所となるため、トイレの間取りや設備などはこだわる必要があります。
今回は、家のトイレをどこに取りつけるか、おすすめの間取りについて徹底解説!暮らしやすさが続くトイレの間取りについてご紹介します。
トイレ間取りの重要性とは?
トイレは家の中でも頻繁に使用する場所であり、トイレの間取りや快適さ・使い勝手は家族の生活に大きく影響を与えます。トイレの間取りを間違えると、いざ年齢を重ねて足腰が不自由になった際にバリアフリー設計にリフォームする必要があることも。せっかく家を建てたのにリフォーム費用がさらにかかってしまうのは、避けたいですよね。
理想の家づくりを実現するためには、トイレの間取りにもこだわりましょう。トイレの位置やサイズ、使い勝手を考えることで、快適で便利なトイレ空間を実現できます。
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トイレの位置やサイズの選び方
トイレの位置は家族の生活スタイルや家の間取りに合わせて決めるのがおすすめ。一般的にはリビングやダイニングから離れた間取りになっていますが、家族の人数や年齢によってはリビング近くに配置する方が便利な場合もあります。トイレの間取りや配置は、家族の状況に合わせて決めるようにしましょう。
またトイレの間取りだけでなく、サイズも重要です。家族の体格や年齢、快適さなどを考慮して決めるとよいでしょう。
使い勝手を考えたトイレの間取りにするには?
トイレの配置は使い勝手に大きく影響を与えます。例えば、洗面台や風呂場の近くにトイレを配置することで、手を洗ったり、入浴前後に便利に使うことができます。また、階段の近くや廊下からのアクセスしやすい位置にトイレを配置することで、夜間のトイレ利用もスムーズになるでしょう。
トイレはどの位置に置く?アイデアをご紹介
トイレの位置は家族の人数や家族構成などを考慮して決めるのがよい一方、「自分のケースではどのトイレ位置が合っているのかわからない…」と不安になる方も多いのではないでしょうか。ここでは、トイレの配置においておすすめの間取りをご紹介します。
トイレを玄関付近に設置する間取り
玄関付近にトイレを設置すると、お出かけ前や帰宅後すぐにトイレへいける動線を確立できます。家の出入りの際にすぐトイレへ行けるため、トイレが近くなったというケースでも容易に対応できます。また玄関付近の場合、お客さんがトイレを利用したい際に生活空間を通らなくてよいというのも大きなメリットとなるでしょう。
トイレを階段下に設置する間取り
階段下にトイレを設置すると、2階から1階に下りた際にすぐトイレへ行ける点がポイントです。2階に寝室などを設置する場合、2階にはトイレを設置しないというケースも多いのではないでしょうか。2階から降りた際にすぐトイレへ行ける階段下のトイレ間取りは、大変便利ですよね。
加えてデッドスペースとなる階段下の空間も有効活用できるためおすすめです。階段下スペースはデッドスペースになりがちですが、トイレを配置できるほどのスペースにすることで空間を広く確保できます。加えて階段下の空間にトイレを設置すれば、ある程度音やにおいが気になりにくいという点もポイント。トイレにおけるプライバシーの確保を優先したい場合は取り入れてみるとよいでしょう。
トイレを洗面スペース付近に設置する間取り
お風呂や脱衣所、洗面台などがある洗面スペース付近にトイレも設置すると、家づくりにかかる費用をある程度抑えることが可能です。水回りにかける配管などの長さが短く済むため、工期や材料費を節約できるのですね。洗面台スペースをトイレの手洗いスペースとしても使えるようにすれば、設備にかかる費用も1台で済むほか、洗面台の掃除の手間なども省けます。一方で、「トイレから出たあとはすぐに手を洗いたい」という方には不向きなことも。家族の適性と天秤にかけながら、トイレを洗面スペース付近に設置するのもひとつの選択肢として考えるとよいでしょう。
トイレをリビングの一角に設置する間取り
リビングの奥まった部分にトイレを設置するのも一つの手です。家族が多かったりお年寄りの方がいる場合、リビングに一台トイレがあると安心ですよね。しかし、リビングの一角では、どうしても音やにおいが気になってしまうケースもあるでしょう。ダイニングからは離れた位置にするなど、プライバシーに配慮する間取りづくりが大切です。
トイレを寝室付近に設置する間取り
トイレを寝室付近に設置すると、老後も過ごしやすいトイレに仕上がるためおすすめです。二世帯住宅を考えている方は、祖父母の寝室付近にトイレを配置する間取りにするとよいでしょう。高齢になるにつれて、どうしてもトイレに行く頻度が高くなってしまいます。寝室とトイレの距離が遠いと、不便な思いをしてしまうことも。
トイレの間取りは家づくりの「今」だけを見るのではなく、家づくりの将来も気にしながら間取りを考えていくようにしましょう。
トイレを快適な環境にするには?トイレの間取りを決めるポイントを解説!
毎日使うトイレは、使い勝手の良いものにしたいですよね。トイレをつくる上で押さえておきたいポイントについて解説します。
収納空間を広く確保
トイレの間取りを考える際は、トイレにおける収納スペースを最大限に活用することが重要。トイレットペーパーやトイレの掃除道具など、トイレには置いておくべき備品がたくさんあるもの。壁一面を収納スペースに活用して、トイレットペーパーや掃除用具などをすっきりと収納させることで、何かと収納するものが多いトイレもきれいに整理整頓できます。
また壁面に棚を設けることで、ディスプレイスペースとして活用できる点もポイントです。
トイレ×洗面台の組み合わせ
トイレと洗面台は一緒に使用されることが多いため、間取りのつくり方にも工夫が必要です。例えば、トイレと洗面台を対面配置にすること。使用時の移動距離を短縮できるため、使い勝手のよい洗面台に仕上がります。トイレと洗面台を近くに配置し、便利な手洗いスペースをつくることも重要です。
お手入れしやすいクロスや床材を選ぶ
快適なトイレ環境をつくるには、水撥ねしても後に残りにくい床材やクロスを選ぶことも意識しましょう。トイレにおけるお手入れのしやすさや手間を省くよう一工夫することで、常に清潔な空間を実現できるほか、お手入れの手間が少なく快適に過ごせます。
また換気設備の設置や窓の設け方など、通気性にも十分考慮しましょう。
トイレのドアは引き戸に
1日1度は必ず使うトイレ。バリアフリーな設計にしておくことで、将来的に足腰が不自由になった際もバリアフリー要らずで快適に過ごせます。具体的には、トイレのドアを横にスライドする引き戸にするのがおすすめ。前後に開閉する開き戸にすると、車いすになった際に開閉が大変困難になってしまいます。
家族構成に合わせたトイレの数
家族の人数や構成によって、必要なトイレの数は異なります。例えば、大家族や多世代家族の場合には、複数のトイレを設置するほうが便利ですよね。一方、単身世帯や夫婦だけの生活であれば、一つのトイレでも問題ありません。家族のニーズに合わせて、適切な数のトイレを設置しましょう。
まとめ
以上、理想の家づくりに必要なポイントとトイレ間取りの考え方について解説しました。トイレは日常生活に欠かせない場所であり、快適さや使い勝手は家族の生活に大きな影響を与えます。ぜひ、これらのポイントを参考にして、理想のトイレ空間を実現してみてください!