“平成のテロリスト”村上和成が対戦カード変更を求めて事務所襲撃! ストロングスタイルプロレス11/5新宿大会を前に
“平成のテロリスト”村上和成が10月21日(月)、初代タイガーマスク事務所に殴り込みをかけた。
6月に“初代タイガーマスクの愛弟子”である間下隼人を倒し、第18代レジェンド王者となった村上。9月26日(木)に行われた後楽園ホール大会で船木誠勝を相手に防衛を果たすと、同大会に出場していた他団体選手を見て「あの大阪でのタイトルマッチ(2002年IWGPヘビー級王座戦)の借りを返したいなあ」と敬礼ポーズでアピールしていた。
しかし、11月5日(火)新宿FACE大会の対戦カードとして発表されたのは、「村上和成&ダーク・ウルフ vs スーパー・タイガー&関本大介」のタッグマッチだった。
これを聞いた村上は、「対戦カードが納得いかない」と記者会見を当日ボイコット。「チャンピオンになって意味のある奴とやりたい。あの男しか見えていない。意味がない、熱がない、スーパー・タイガーは裏口入学みたいにカード組んでもらって、チャンスは自分で掴めよ。あいつから何も感じないし、誰にも何も響いてない」と怒りが収まらず、この日マスコミを呼びつけて初代タイガーマスク事務所に殴り込みをかけた。
村上は、先日の会見後に何度もストロングスタイルプロレス・平井丈雅代表に電話をしていたというが、連絡がつかずに音信不通状態であったため殴り込みを決行。しかし、事務所の扉は固く閉ざされ、電話をかけると扉の中からコール音は聞こえるものの一向に出てくる気配はない。ブチ切れた村上は扉を叩きながらドスのきいた声で「いるのはわかってんだよ! 出てこいや!」と追い込みをかけていくが、ついに電話の電源が切られてコール音すら鳴らなくなってしまった。
村上は一度ビルの外へと出るが、しばらくしてマスコミの1人に「ちょっと電話かけてみてよ」と睨みつけ、実際に電話をかけると平井代表に繋がり事務所の中にいることがわかった。そして、マスコミと一緒に村上も事務所に戻ることに。
エレベーターを降りるとちょうど平井代表が村上の顔を印刷して“出入り禁止”と手書きして扉に貼っており、これを見た村上はブチギレて平井代表の胸ぐらを掴み「オイこの野郎勝手に対戦カード発表して、チャンピオン? クソ食らえだ。もう試合出ねーぞ!」と扉に叩きつけた。
平井代表は「村上さんは佐山先生の一番弟子だと宣言されていました。弟子だと宣言されるのであれば、初代タイガーマスクの団体のカードにはキチッと参戦いただかないといけないと思っております」と反論。
これを聞いた村上は、「お前汚ねぇな。ここでこのカード切るの。佐山先生の使い方うめぇな。そりゃ一番弟子なんだから出てやるよ。先生の顔に泥を塗らないようにしてやる。その代わりどんな試合になるかわかんねーぞ! そこは自分で考えてケツ拭けよ! ほんとの一番弟子がどういうものだか教えてやるよ」と捨て台詞を吐き、去っていった。
11月5日(火)新宿大会は、12月5日(木)の後楽園ホール大会に向けて大事な一戦となるが、その大会でも村上が納得の行く形でカードが組まれなかった場合は、村上が厄介な行動を起こすことが予想される。
なお、11月5日(火)新宿大会では下記の4試合と、生誕100周年を迎える故・力道山先生の遺族を招いて生誕記念セレモニーが行われることが決定している。
■『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.31【THE ONE AND ONLY SAYAMA TIGER】』決定カード
【タッグマッチ30分1本勝負】
ジャガー横田(SSPW女子タッグ王者/CRYSIS/ワールド女子プロレス・ディアナ)& Sareee(フリー)
vs
タイガー・クイーン(SSPW)& 薮下めぐみ(SSPW女子タッグ王者/CRYSIS/フリー)
【タッグマッチ30分1本勝負】
村上和成(第18代レジェンド王者/フリー)& ダーク・ウルフ(DarkerZ)
vs
スーパー・タイガー(SSPW)& 関本大介(大日本プロレス)
【シングルマッチ30分1本勝負】
船木誠勝(フリー)
vs
間下隼人(SSPW)
【シングルマッチ30分1本勝負】
ダーク・ウナギ(DarkerZ)
vs
ChiChi(Evolution)
【シングルマッチ 30分1本勝負】
日高郁人(ショーンキャプチャー)
vs
ガイア・ホックス(フリー)
(記事提供:初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス)