2年に一度の「はかり」の定期検査
スーパーや薬局など、商品の重さを表記して販売する事業者が使用する計量器の定期検査が11日、赤穂市内であり、食料品店や病院など約35事業所が受検した。
取引や証明に用いる「はかり」は「特定計量器」と呼ばれ、計量法で定期検査が義務付けられている。兵庫県では県内を2つの地域に分け、一年ごとに交互に検査を実施している。
この日は一般社団法人兵庫県計量協会から一般計量士の資格を持つ大村元志さんら2人が各事業所を巡回した。はかりが水平に置かれているのを確認した上で20ミリグラムから10キログラムまでの分銅を計量台に乗せ、測定数値が正しいかどうかチェック。はかりの種類や測定できる最大重量に応じて定められている基準幅以内に誤差が収まっていれば合格証シールを貼り付けた。
赤穂市内では今月19日までに計約160事業所で検査を行う予定。同協会計量部長の谷川裕俊さん(64)は「日常の買い物や健康診断の体重測定など、はかりは市民生活に直結している。合格証が貼ってあれば検査済みの証なので安心して信用してもらえれば」と話している。