援農人材を育てる JA神奈川つくいで講座
JA神奈川つくいでは、高齢化や人手不足に悩む地域の農家を応援しようと「農業セミナー」(援農ボランティア育成講座)を毎年開催している。2025年度は4月3日(木)に開講、来年2月の終了まで月1〜2回、平日の午後に座学や圃場(寸沢嵐)での農作業実習を実施し、農家を手助けする人材を育てる。現在、受講者を募集中。
セミナーは2年間のコースになっており、1年目の受講を終えると、2年目からは実際に津久井の農家のもとで実践研修(ボランティア)をする。
今年4月で援農3年目を迎える山嵜佳子さんは、週末を中心に吉野のブルーベリー農家を手伝う。藤野地区在住の山嵜さんは「近くでボランティアできる所を探していたら、ここに出合った。ブルーベリー園があることも知らなかったので地元を知るよい経験にもなった」と振り返る。
援農ボランティアを初めて受け入れたという、同園の守屋喜市さんは「研究熱心で、いい人が来てくれてとても助かっています。もうベテランだよね」と話す。
JAの担当者は「援農を求めている農家はたくさんいます。セミナーで農業の基礎を学び、一緒につくい農業を盛り上げましょう」と参加を呼び掛けている。
受講料は1年間で2200円(税込)。緑区在住者が対象(区外在住の場合は要相談)。希望者は3月28日(金)までにJAに直接申し込む。
詳細・申し込み、問い合わせは、JA神奈川つくい営農経済課【電話】042・784・9905。