親子2代の技と工夫で完成!バニラの香りに癒される、美しくぎっしり詰まったラングドシャ缶
フランス語で「猫の舌」という意味を持つラングドシャ。見た目はシンプルで素朴ですが、サクサクとした食感やバターの香りが魅力で私もよく食べるのですが、その中でも特にお気に入りのひとつが、今回ご紹介する、洋菓子店リビエールの「ラングドシャ」です。
洋菓子店リビエールは、1982年創業。洋菓子の激戦区である阪神間、兵庫県尼崎市武庫之荘にお店を構え、地域で長く愛され続けている洋菓子屋さんです。
今やリビエールを代表するこのラングドシャ缶ですが、一時は入手困難になるほどの人気ぶりでした。現在は、いくつかのデパートに常設店があり、「リビエールといえばラングドシャ」と思い浮かべる方も多いと思いますが、実は販売されていなかった時期があったそうです。
現在は先代の息子さん、西 剛紀さんが2代目として受け継いでいるお店です。店を引き継いだ際、一度は販売を取りやめていたラングドシャ。しかし、お客様からの復活を願う声や、先代の想いを受け継ぎ、天然のバニラを使用した自家製バニラシュガーを入れたこだわりのレシピで復活させたのが、今のラングドシャなのだそうです。
子どもの頃、お店から深夜に帰宅するお父様が袋いっぱいに持ち帰ってきたラングドシャを、飽きるほど食べて育ったこと(羨ましいですね!)。そして、再びラングドシャを復活させた想いなどが缶の中のカードに書かれていますので、ぜひ味わいを楽しみながら横に置いて読んでみてください。より一層、心に響くものがあるはずです。
私が最初にお取り寄せしたきっかけも、話題になっていたことや、もともとクッキー缶が好き、伸びやかな猫ちゃんたちのデザインや色合いがど真ん中だったからだと記憶しています。ですが、実際に開けて食べてみて納得。そして、2代目と先代のお父様の幼い頃の思い出話や繋がれた味のお話に心がじんわり温かくなりました。
個人的にも、原材料や実績はもちろん大事ですが、こういったストーリーがあると、より一層、舌にも心にも深く刻み込まれます。
缶の中には、最初の一枚を取るのに少し苦労するほど、整然とぎっしりと並べられたラングドシャ。蓋を開けた瞬間、バニラの香りがふわっと広がり、幸せな気持ちになります。口に入れると、繊細な食感とともに香りがさらに広がります。食べ終わった後も、バニラとお砂糖の幸せな余韻が続くので、合わせる飲み物は温かい紅茶やホットミルクがぴったりだと感じます。
また、シンプルな味わいのお菓子は、どなたに贈っても喜ばれるので、大切な方へのギフトにもおすすめです。デザインされた缶も、大人が「かわいい!」と思えるような、流れるような曲線で描かれた自由で自然な猫ちゃんたちが魅力的。猫好きさんへの贈り物にもおすすめです。
私の夫も、以前、猫が好きな方へのお菓子の贈り物を探していた際に、このラングドシャ缶をすぐに思い出し、贈ったことがありました。すると、とても喜んでいただけたそうです。
ぜひ、一度味わっていただきたいお取り寄せです。
商品名:洋菓子店リビエール ラングドシャ
販売:婦人画報のお取り寄せ
文:お取り寄せの達人:aiko*さん(お取り寄せ生活研究家)