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【町田】行列のできる超人気店「リッチなカレーの店 アサノ」一皿の『カツカレー』で分かった“リッチ”の秘密《実食レポ》

ウレぴあ総研

「リッチな・・・カレーの店アサノ」

日本の国民食として親しまれている『カレー』。

【全画像】町田の名店「リッチなカレー アサノ」ついに実食!その味とは?《実食レポ》

ひと口に「カレー」といってもその種類は多岐にわたり、日本ではインド、パキスタン、スリランカ、タイなど、さまざまなスタイルのカレーを楽しむことができます。

そんな中、筆者がずっと気になっていながら、なかなか訪れることができなかった町田の名店が「リッチなカレー アサノ」。今回は念願叶って、ついに足を運んでみることにしました!

ついに町田へ。長年の憧れの人気のカレー店「アサノ」

町田市で2005年から毎年開催されている『町田私の好きなお店大賞』。

これは、地元で愛される小売業、飲食店、サービス業の中から、特に素敵なお店を選ぶイベントです。

2024年には20周年を迎えましたが、過去の第11回〜19回の歴代受賞店の中から、栄えあるグランプリに輝いたのが「リッチなカレーの店 アサノ」でした。

実はこの「アサノ」、筆者にとって長年の憧れのカレー店。

学生時代、町田に住む友人から「町田でうまい店といえばアサノだよ」と教えられ、一度探しに行ったことがありました。

しかし、当時(今もだけど)方向音痴だったため、お店の場所にたどり着けずに断念。その間にも町田の飲食店は増え続け、「アサノ」はますます人気店に。

2024年には食べログの百名店にも選ばれ、グルメ誌やテレビでもよく見かけるようになり、行列の絶えない名店となったことで、ますます足が遠のいてしまいました。

「このままでは、ずっと行けないままで終わってしまうかもしれないーー。」
「それだけはイヤだ!」

そう思い立ち、ついに「町田」へ向かいました。

行列店が集まる商店街、そしてついに「アサノ」に到着!

「リッチなカレーの店 アサノ」は、JR町田駅から徒歩3分、「町田仲見世商店街」の中にあります。今はスマホの地図があるので、迷わず商店街の入り口まで到着。

昔ながらの商店街には、レトロな店と新しい店がひしめき合い、たくさんの人が訪れる人気スポットになっています。

この雑多で活気のある雰囲気、学生の頃の筆者にはちょっと入りづらかったかもしれない。しかし、今となっては、慣れ親しんだ吉祥寺のハモニカ横丁のような空気を感じ、やっぱりこのタイミングで来て正解だったと強く頷きました。

そしてついに到着!遠方から訪れる人も多く、著名人にも愛されている人気店の「アサノ」。

ランチタイムはすでに満席で、取材時には外に5人ほどの行列が。

店内はカウンター席のみ。ランチを提供しつつ、仕込みも同時進行で動く二代目店主の浅野信三さんと、三代目の浅野純平さんの姿がありました。

さて、メニュー選びから。

カレーは3種類。チキンカレーも気になるけれど、やっぱりここは、お店自慢の食材をふんだんに使った「リッチなカツカレー」を選ぶことに。

◼︎リッチなチキンカレー(1,100円)
◼︎リッチなポークカレー(1,100円)
◼︎リッチなカツカレー(1,600円)

辛さは標準で、希望すれば辛めにもできるそう。

カツが揚がる音をBGMに店内を見渡すと、インド風のサイドメニューも充実していることに気づきました。

「3種のキノコのアチャール」や「ラッシー」など、スパイス料理好きにはたまらないラインナップ。

トッピングメニューは、三代目店主のアイディアによるもので、幼い頃から「アサノ」のカレーを食べ尽くしてきたからこそ、相性抜群の組み合わせを知っているのでしょう。

今回は注文しませんでしたが次回はぜひ試してみたいところ。

ルウ作りに10時間以上!?リッチなカレーの“美味しさ”の秘密とは?

ところで…メニューにはすべて“リッチな”と書かれていますが、具体的に何がリッチなのでしょうか?

店主の浅野さんに伺ってみると「食材の品質や仕込みにかける時間が桁違い」なのだそう。

まず、ルウ作りには10時間以上をかけています。

大量のタマネギをじっくり炒め、自家製のバナナジャムやマンゴーなどを加え、甘みとコクを引き出します。さらに、10時間かけて仕込んだブイヨンスープを合わせ、じっくりと煮込んでいるのだとか。

そして、このブイヨンには、鶏ガラ、豚骨、昆布、椎茸に加え、高級食材として知られる「あご煮干」を使用。冷却と寝かせを繰り返し、完成までに4~5日もの時間をかけているそうです。

厳選された素材と、手間暇を惜しまない仕込みが、“リッチな”カレーの秘密なのだと感じました。

38年間にわたって守られてきた伝統の味

このレシピは、1987年の創業以来、38年間(2025年時点)にわたって守られてきた伝統の味。

20種類ものスパイスを使用し、和の出汁の旨みと融合することで、スパイシーでありながらコク深くまろやかなカレーに仕上がっています。

お肉にもこだわっており、ポークカレーには神奈川県のブランド肉「高座豚」を使用。

高座豚は生育が大変なため、スーパーでは販売しておらず、珍しい品種なことから値段も高いそう。

そんな貴重な豚肉を角切りにしてカレーに加えることで、より深い旨みを引き出しています。

トンカツ専門店にも負けない「カツ」

うまいめし


カレーが染み込みすぎる前に、まずはカツから食べてみてほしい 

そして、「リッチなカツカレー」のカツにも、そのブランド肉「高座豚」を使用しています。

オーダーを受けてから揚げるカツは、業者に特注した細引きのパン粉を使用し、手打ちで仕上げています。

衣はサクサクと軽い歯触りで、トンカツ専門店にも匹敵する美味しさです。

一口頬張ると、豚肉のジューシーで上品な味わいが口いっぱいに広がります。

さらに、旨みが凝縮されたカレーがカツの香ばしさと絡み合い、スプーンを持つ手が止まりません。

スパイスの風味がしっかりと感じられるものの、辛味自体は中辛程度で食べやすい仕上がりです。

最近流行のカレーも魅力的ですが、「アサノ」のカレーはどこか懐かしさを感じる味。

ごろっと入った野菜やじっくり煮込まれたルウは、どこか昭和っぽさを感じさせ、ホッとする美味しさです。気さくな店主にカレーの作り方を聞きながら味わうと美味しさも倍増。

こだわり抜かれた食材を使用した極上のカレーに希少な高座豚のカツがのせられた一皿は、その名のとおり“リッチ”な味わいでした!

まとめ

近いようで遠い「町田」。

携帯電話がなければ一生辿り着けなかったかもしれない。
グランプリが発表された後だったら、取材を断られてしまっていたかも。

「美味しいものを食べてほしい」という店主の優しさがたっぷり詰まったカレーは、日頃のストレスや疲れも吹き飛ばしてくれるような美味しさでした。

添えつけのぬか漬けも自家製で、作り方のコツや、うっかりかき混ぜ忘れたときのリカバリー方法まで教えてもらえました。

行列ができていることもあり、少し入りづらさを感じるかもしれませんが、待ってでも入る価値のあるお店です。

比較的夜のほうが空いているので、混雑を避けたい場合はディナータイムの訪問がおすすめです。

もし、「町田グルメ」を探してこの記事にたどり着いたなら、ぜひ「リッチなカレーの店 アサノ」で、こだわりのカレーを味わってみてください!

【リッチなカレーの店 アサノ】

◼︎住所:東京都町田市原町田4-5-19 町田仲見世飲食街
◼︎電話番号:042-729-725
◼︎営業時間:11:30 - 14:30(L.O. 14:00)、17:00 - 20:00(L.O. 20:00)
◼︎定休日:水曜

(うまいめし/牡丹餅 あんこ)

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