ベルテックス静岡がチーム一丸で最終戦勝利!プレーオフへ監督「準備はできた」
バスケットボールBリーグ2部(B2)西地区の静岡は20日、北里アリーナ富士で行ったレギュラーシーズン(RS)最終戦で、前日敗れた同地区の奈良を81―74で下しました。けが人が出たため、通常とは異なるローテーションで挑み、チーム一丸で勝利をつかみ取りました。
B2参入2季目となった今季は、通算成績34勝26敗で西地区3位。3月には7試合を残して2季連続プレーオフ(PO)進出を決め、森高大監督は「昨季はPOに出るのが目標でしたが、今季はPOで戦えるチームになっています」と会場のブースター約3000人の前で力強く宣言しました。試合後の会見では、森監督、主将のPF加納誠也選手、SG橋本尚明選手が最終戦を振り返りました。
森監督
―最終戦を振り返って。
(前日の)悔しい負けから、カムバックできたいいゲームでした。ローテーションの関係で普段は先発に絡まない選手が準備したものを出せたと思います。(相手PFシャキール・)ハインズ選手へのディフェンスが鍵になる試合で、増田(啓介=焼津市出身=)と(バローン・)マーテルがいい仕事をしてくれました。(前日の)課題だった後半の追い上げを抑えられたことが勝因だと思います。
―加納を久しぶりに先発起用し、第1クオーター(Q)序盤に3点シュートを決めた。
勝つためにベストだと思って最初から出しました。誠也がやることで他の選手も付いていかなければと思ってくれます。彼が乗るとアリーナも乗りますし。前日は(同時出場が2人までと決まっている)外国籍の選手2人を先発から使って、オーバープレーさせてしまいました。それでガス欠を招いてしまったことが、反省点です。
―RSを振り返って。
POで勝ち上がるための準備をしてきました。どんな相手が来てもチャンスがある状態に持ってこれていますし、ワンパンチ食らわせられる力が付いています。
橋本選手
―試合を振り返って。
RS最後に勝てたのが一番良かったです。エナジーがあってめちゃくちゃ強い奈良と試合ができてよかったですし、POでは(PO進出を逃した)奈良の分も頑張りたいと思います。
―POへ向けて。
やることは大きくは変わらないので、POで戦うというメンタルを持ってやっていきたいです。
―チーム最多得点タイの活躍です。
全員に恩返ししたいと思って臨んで、がむしゃらにやれました。
―加納選手の久しぶりの先発に、何か感じるものはあったか。
ありましたね。きっちり3点シュートを決めて、リスペクトです。また、(PG陣岡)燈生ら、みんなが見えないところで準備してきたのを見てきたので、ただの1勝かもしれませんが、猛烈に胸が熱くなる勝利でした。
加納選手
―試合を振り返って。
前日は負けていて、課題の残る展開でした。最終戦で克服しないと、一丸となって勝ちたいという試合でした。相手の44番(PFシャキール・ハインズ)を抑えようという試合で、増田、マーテルがよくやってくれました。前半はリードして守れたゲームを最後にできたのは収穫でした。
―久しぶりの先発でした。
気合がかなり入っていて、緊張と興奮がありました。でもキャリアも長いし、ベテランと言われる年なので、3点シュートで勢いづけたいと思って入りました。
―3点シュートをいきなり決めてチームを勢い付けました。
乗ってましたかね?ありがとうございます!出場できず、もがきながらやっている若い選手に、ひた向きに練習して、そういった(活躍する)姿を見せたいというのもありました。シュートが決まって心の中でガッツポーズしました。