チノ、デニム、ミリパン! アメトラ定番パンツとローファーの最適解コーデを教えます
ベーシックなデザインである分、言ってしまえば何にでも合うローファー。ここでは汎用性が高い故に意外と迷ってしまうパンツとの組み合わせのスタイルサンプルを8つ紹介する。
【Beige Chino×Brown】ベージュのチノにはブラウンのローファー
アメトラの定番にしてオールラウンダーなベージュのチノパンにはブラックも好相性だが、ここではブラウンとのコンビネーションをオススメしたい。コーディネイトを引き締めるブラックよりもややマイルドで土臭いムードのブラウンを合わせることで、ベージュからブラウンへの茶系のグラデーションによって装いに奥行きが生まれるのだ。
チノパン2万8600円/バリーブリッケン(トラベルズTEL03-5485-8108)、ローファー12万1000円/クロケット アンド ジョーンズ(グリフィンインターナショナルTEL03-5754-3561)
【着用パンツ】BARRY BRICKEN
クセのないストレートシルエット、ドレスパンツの製法で丁寧につくられた「ミリタリー」は“最高のチノパン”とも評される名品。80年代後半から90年代初頭に復刻され、近年再復刻された。もちろんメイド・イン・USA。不朽の名作ローファーの「ボストン2」が好相性。2万8600円(トラベルズTEL03-5485-8108)
【Gray Trousers×Black】グレーのトラウザーズにはブラックのローファー
アメトラの定番パンツの中でも最もドレッシーなグレーのトラウザーズにはこちらも最もドレッシーなブラックを合わせるのが無難だ。パンツがドレッシーな分、ローファーのデザインの中でもややドレッシーなタッセルやビットとも難なく合わせられる。ワタリや裾の幅がやや細いものにはボリュームの少ないローファーを合わせるとなおよし。
トラウザーズ3万5200円/バーンストーマー(ヘムトPR TEL03-6721-0882)、ローファー21万5600円/オールデン(ラコタTEL03-3545-3322)
【着用パンツ】BARNSTORMER
「マッカーサー」は、緩やかなテーパードシルエットやウォッチポケットのディテールが特徴。今季は、一般的なサマーウールよりハリ・コシが強い「ポーラ」素材を使用。日本製トラウザーズを牽引した伝説的ブランドは、アメリカントラッドの雄<オールデン>との親和性も高い。3万5200円(ヘムトPR TEL03-6721-0882)
【Denim×Burgundy】デニムにはバーガンディのローファー
ワークウエアとして誕生し、トラッドのみならずアメリカンクロージングにおける代表的なパンツであるデニムには、こちらもアメリカンな印象の強いバーガンディを合わせるのがオススメだ。ブラックやブラウンに比べても主張の強いバーガンディは、リジッド、色落ちともに相性抜群で、ややラギッドなトラッドスタイルには持ってこいだ。
デニム3万1900円 ※ウエスト36インチ~ 3万3000円/リゾルト(エスビープランニングTEL03-5774-8100)、ローファー5万5000円/ウィールローブ(トライ・アップTEL03-5824-3190)
【着用パンツ】RESOLUTE
“大戦モデル”から着想を得た1本。13.5オンスのレギュラーフィットが、スマートながらも窮屈さを感じさせない。ヴィンテージのディテールを踏襲し、ホーウィン社製のクロムエクセルを用いた〈ウィールローブ〉にマッチ。3万1900円 ※ウエスト36インチ~ 3万3000円(エスビープラニングTEL03-5774-8071)
【Military×Burgundy】ミリパンにもバーガンディのローファー
トラッドスタイルと組み合わせることで新鮮味を増すミリタリーパンツ。我々は“ミリタリートラッド”と呼ぶスタイルだ。武骨なムードを醸し出し、やや太めのものが多いこのパンツには重厚感のあるバーガンディが好相性。コバの張り出しややや厚めのソールなど、ボリュームのあるローファーとあわせると非常にバランスがよい。
ミリタリーパンツ2万6400円/オアスロウ(ベースデニムプロダクツTEL0798-74-8106)、ローファー5万5000円/ウィールローブ(トライ・アップTEL03-5824-3190)
【着用パンツ】orSlow
‘60sの通称“ジャングルファティーグ”がモチーフ。当時のリップストップポプリンを徹底分析し、素材から開発。細番手でしっかりと打ち込まれたリップストップ生地は頑丈で光沢があり、経年変化も楽しみだ。男らしい茶芯のバーガンディが武骨なミリタリーパンツと好相性。2万6400円(ベースデニムプロダクツTEL0798-74-8106)
【Corduroy Shorts ×Brown】コーデュロイショーツにはブラウンのローファー
ヘビーデューティな印象のコーデュロイショーツ。秋冬の印象が強いコーデュロイだが、吸水性と速乾性が高く春夏にも適した素材だ。アウトドアな風味に合わせて、足元には艶っぽいブラックよりも土臭さを感じられるブラウンを。足元のボリュームは抑えめの方がバランスがよい。
ローファー5万1700円/サン アントニオ シューメーカーズ(ロフトマン B.D. TEL075-212-3988)
【着用パンツ】ENGINEERED GARMENTS
ワイドシルエットやウエストのドローコードなどラフなディテールが特徴。14ウェールの細畝コーデュロイは、ガシガシ洗って変化を愉しみたい。ラフなショーツとミニマムなヴァンプローファーで、トラッド感とカジュアル感のバランスを調整。3万4100円(エンジニアド ガーメンツTEL03-6419-1798)
【White Denim×Black】ホワイトデニムにはブラックのローファー
アメリカ西海岸の印象が強いデニムだが、ことホワイトデニムに限ってはアイビー8校を中心とした東海岸で発展し、アメトラにおける定番として定着した。爽やかで軽快な印象であるため、シックなブラックで引き締めたい。デザインもシンプルなペニーがベターだ。
ローファー12万1000円/クロケット アンド ジョーンズ(グリフィンインターナショナルTEL03-5754-3561)
【着用パンツ】POST O’ALLS
501®よりややワイドフィットで、低めにつくバックポケットがモダンかつベーシックな印象。しなやかな素材感で履き心地も快適だ。スタンダードな1本には、名品〈クロケット&ジョーンズ〉の[ボストン2]を。3万4100円(ポストオーバーオールズ中目黒TEL03-03-6303-2160)
【Sweat×Brown Suede】スウェットパンツにはブラウンスウェードのローファー
リラクシンなスウェットパンツには艶のあるスムースレザーよりも素材感のあるブラウンスウェードを合わせるのがベター。カラーはダークブラウンよりも柔らかなライトブラウンの方が好相性だ。裾にリブのあるパンツの場合は、ソックスとのコンビネーションも楽しめる。
ローファー16万8300円/オールデン(ラコタTEL03-3545-3322)
【着用パンツ】FilMelange
ふっくらした肌触りと、ストンと落ちるシルエットが特徴。起毛していない裏パイル仕様は春夏に使いやすく、裾はドローコードで、絞らずに着用も可能。表面にムラ感のある素材には、クラシックなスウェード靴がよく似合う。2万5300円(ハウス フィルメランジェTEL03-3473-8611)
【Madrass Shorts×Black】マドラスショーツにはブラックのローファー
『オフィシャル・プレッピー・ハンドブック』にプレッピーの必須アイテムとして記載されているマドラスチェック。なかでもサマートラッドに欠かせないマドラスショーツはやや派手な分、ブラックで締めるとバランスがよい。同著に同じく記載されているビットだとなおよし。
ローファー8万8000円/カルミーナ(トレーディングポスト 青山本店TEL03-5474-8725)
【着用パンツ】Pherrow’s
プレッピーの定番・マドラスチェックショーツをパッチワークではなく織りで再現。表面のステッチワークを簡略化し、ドレッシーなビットローファー等との親和性がより高まった。サイドアジャスターにはドーナツボタンを配し、ミリタリーのテイストも踏襲。1万9800円(フェローズTEL03-5725-9577)