厚木警察署 電車内で「刃物」想定し訓練 小田急線の保存車両使い
厚木警察署が2月13日、県総合防災センター総合訓練場で小田急線の保存車両を用いた訓練を行った。若手署員の育成などを目的に初めて実施。電車内で凶器傷害事件が発生した想定で、若手署員を中心に約30人が対応方法を学んだ。
訓練は、刃物を持った不審者役の署員が車内で乗客を脅したり叫んだりする中、乗客の一人が110番通報。駅に到着した段階で署員が車両に突入し、男を制圧、確保してパトカーで連行する流れを確認した。
訓練にあたった署員は「本厚木駅は急行や特急などが停車する主要な駅のため、有事に備えて日頃からさまざまな状況を想定しておく必要がある。どのような事態が起きても対応できるようにしたい」と話した。