【富士宮・増田屋本店】100年の歴史が育んだ名物「曽我漬」 意外な食べ方で新たな魅力発見
JR富士宮駅からほど近いところに、創業100年を超える老舗・増田屋本店があります。そこで出会った漬物「曽我漬(そがづけ)」。その独特の味わいと、意外な楽しみ方をご紹介します。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへいつも通る道でも一本裏へ入ればそこはまるで別世界。静岡県民必見の裏スポットを巡ります。今回は富士山のふもと、JR富士宮駅北口周辺をお散歩します。
100年の歴史を持つ老舗「増田屋本店」
地元のグルメ事情を熟知するタクシー運転手のみなさんから教えてもらいました。
昔から有名だと自信をもって推してくれたお店が、JR富士宮駅北口から歩いて3分ほどのところにある「増田屋本店」です。
創業100年を超える老舗。
店頭の「曽我漬(そがづけ)」と書かれた看板が目を引きます。
「曽我漬」名前の由来とは?
増田屋本店の看板商品である「曽我漬」。
90年以上の歴史があり、この増田屋を創業した兄弟が試行錯誤の末、作り上げた逸品です。
曽我漬はダイコンとキュウリを酒かすに漬け込んであります。
曽我漬という名前は、地元で起こった歴史上の出来事がモチーフになっています。
富士宮が舞台となった鎌倉時代の「曽我兄弟の仇討ち」。それを創業した兄弟のイメージと重ね合わせて名付けられそうです。
いまや富士宮を代表する名物となっているのです。
味のバランスが最高
曽我漬を試食してみると、その独特の味わいに驚かされます。
最初にツーンとしっかりした辛さ。そして徐々に口の中に甘みを感じます。
かめばかむほど、その優しい甘みがじわじわと広がっていきます。
ダイコンとキュウリのシャキシャキとした歯ごたえが、口の中で味のハーモニーを奏でているかのようです。
最高の辛みと甘みのバランスがクセになること間違いなし。
曽我漬の意外な食べ方
曽我漬の楽しみ方は、そのまま食べるだけではありません。
店主の増田智宣さんに、ちょっと変わった食べ方を教えてもらいました。
増田屋本店 店主・増田智宣さん:
酒かすが油脂と合います。ですからチーズとかから揚げにのせて食べると合いますね
それは意外な組み合わせですね。本当に合うのでしょうか?
増田さんのお勧めに従って、実際にから揚げにたっぷりと曽我漬をのせて食べてみました。
隣のコンビニエンスストアで、急いでから揚げを入手。
曽我漬けをたっぷり付けて食べてみると、その相性の良さに驚き!
から揚げの油脂と曽我漬の味わいが絶妙にマッチし、お互いの良さを引き立てる“奇跡のコラボ”。
曽我漬の甘みが、から揚げの衣の油を中和して、まさにマッチング率100%です。
伝統の味わいが魅力ですが、新しい楽しみ方も発見できる曽我漬。
富士宮を訪れた際には、ぜひ増田屋本店に立ち寄り、味わってみてください。
あなただけの新しい食べ方を試してみるのも、きっと楽しいですよ。
■店名 増田屋本店
■住所 静岡県富士宮市中央町8-13
■営業時間 9:00~19:00
■定休 水