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ヤーマンの2025年4月期決算は当初見込みから約100億円の減収

セブツー

美容機器メーカーのヤーマンは6月13日、2025年4月期の通期連結決算を発表した。売上高は250億4000万円(前年比21.8%減)、営業利益は6億2800万円(同50.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は7億600万円(同77.5%増)だった。ヤーマンの業績予想は当初、売上高350億円を見込んでいたため約100億円の減収となり、最終利益も当初見込みからほぼ半減した。

ヤーマンは、通販部門、店販部門、直販部門、海外部門の4部門を展開しているが、売上高が前年を上回ったのは店販部門のみで、特に海外部門は中国での販売不振が響き、前年からほぼ半減した。海外部門の売上高は58億5800万円(前年比48.0%減)、営業利益は13億4100万円(同56.3%減)だった。中国では2024年4月にRF(ラジオ波)の機能が付いた美容機器を規制する「RF規制」が設けられ、ヤーマンが取り扱う美容機器も規制の対象となった。RF機能の付いた美容機器を販売するためには、NMPA(国家薬品監督管理局)という認証を取得する必要がある。

通販部門の売上高は33億3000万円(同21.0%減)、営業利益は10億300万円(同10.0%増)だった。店販部門は、銀座に出店した初のフラッグシップストア「ヤーマン ザ ストア ギンザ(YA-MAN the store GINZA)」が好調で、売上高は80億6800万円(同8.0%増)、営業利益は18億7800万円(同88.9%増)と大幅な増益だった。直販部門の売上高は63億1300万円(同25.7%減)、営業利益は17億3200万円(同35.2%減)だった。

ヤーマンは、2028年4月期に売上高700億円の達成を中期経営計画として掲げている。さらに2030年度末までに売上高1000億円を目標として設定している。ヤーマンは、2024年8月に広告代理業や生活家電の販売業を行っているforty-fourを完全子会社化し、2025年1月にはサウジアラビアでの展開を開始しているが、計画達成は容易ではなさそうだ。2023年4月期に売上高が過去最高となる429億9600万円を計上したが、この2年間でほぼ4割減まで落ち込んでおり、ヤーマンは2025年末までに新たな中期経営計画を発表するとしている。

ヤーマンが同日発表した2025年12月期の通期連結決算は、売上高は180億円、営業利益は4億5000万円、親会社株主に帰属する当期純利益は2億5000万円を見込む。なお、ヤーマンは決算期を4月期から12月期に変更するため、8カ月での変則決算となる。

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