タッチ決済、QRコード乗車券、完全キャッシュレス決済バス…福岡の交通事情が便利に進化!
福岡市民の足として日々乗車している福岡市地下鉄・西鉄・JR九州。ここ数年の時代の変化に合わせて、交通各社が様々なサービスを導入しているのをご存知でしょうか。今回は各社が実施しているサービスをご紹介します。福岡の交通事情がもっと便利になりそうです。
福岡の交通事情について
福岡都市圏の主な交通手段となっている「福岡市地下鉄」「西鉄(バス・電車)」「JR九州」の各路線。
この3社が提供している路線で、福岡都市圏内のアクセスがほぼ網羅できると言っても過言ではないでしょう。
通勤や通学などで毎日利用しているという方もきっと多いのではないでしょうか。
各社が導入してきたサービス
それでは、ここ数年で各社が導入してきたサービスをご紹介してみましょう。
福岡市地下鉄
鉄道で全国初!「 “クレカ”タッチ決済利用で、地下鉄乗車が1日最大640円」に!
福岡市地下鉄では、実証実験「クレジットカードのタッチ決済機能を活用した鉄道改札機通過に関する実証プロジェクト」の結果を踏まえ、2024年4月1日よりタッチ決済乗車を本格導入しました。
タッチ決済機能付きクレジットカード等を専用の読み取り部にかざすことで、地下鉄の乗り降りが可能となります。
決済ブランドはVisa、Mastercard、JCB、AmericanExpress、DinersClub、Discover、銀聯の7種類に対応しており、全3路線・全36駅で使用できます。
なお、タッチ決済乗車のサービスとして、1日のタッチ決済利用料金の合計額は「1日最大で640円(1日上限)」となり、かなりお得に利用することができます。
また、障がい者割引・小児料金では、1日のタッチ決済利用料金の合計額は、1日最大で320円(1日上限)」となっています。
■過去のフクリパ記事でもご紹介しています。
鉄道で全国初!「 “クレカ”タッチ決済利用で、地下鉄乗車が1日最大640円」に!
西鉄バス
西鉄バスでは初めてとなる「タッチ決済」の実証実験中!
西鉄バスでは2023年7月10日より一部路線(博多駅~福岡空港国際線)において、三井住友カードが提供する公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用した、タッチ決済によるバス乗車の実証実験を実施しています。
さらに、同年8月1日からはFukuoka BRT(連節バス)、12月22日からは「太宰府ライナーバス『旅人』」にも導入が拡大されました。
国際ブランドのカード(Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯)に対応しており、バスの乗降口に設置されたタッチ決済読取端末を手持ちのタッチ決済対応国際ブランドカードやスマートフォン等を端末にかざすだけで利用できるというもの。
なお、現在実施中の「タッチ決済」実証実験は2025年3月31日(月)までの予定となっています。
■詳しくはフクリパの過去記事をご覧ください。
西鉄バスでは初めてとなる「タッチ決済」の実証実験中!
西鉄バスが完全キャッシュレスバスに?12月より実証運行がスタート!
また、西日本鉄道株式会社では、国土交通省の「完全キャッシュレスバス実証運行」の参加事業者としての採択を受け、2024年12月3日(火)〜2025年2月28日(金)までの期間、観光客やインバウンドの利用が多い一部路線で実証運行が行われています。
「完全キャッシュレスバス」とは、運賃の支払いを現金ではなく「キャッシュレス決済に限定したバス」のこと。
この取り組みは、先述したタッチ決済の取り組みからの進化といえるでしょう。
対象路線は、福岡市都心部を循環する「BRT(連結バス)路線」と、福岡空港国際線ターミナルとJR博多駅を結ぶ路線の2路線で行われており、決済方法は「交通系ICカード」「クレジットカードタッチ決済」「各種乗車券(SUNQパスなど)」となっています。
■詳しくはフクリパの過去記事をご覧ください。
西鉄バスが完全キャッシュレスバスに?12月より実証運行がスタート!
JR九州
LINEで忘れ物を探せるサービス「落とし物クラウドfind」の導入
JR九州では、駅や列車内において毎年20万件近くの忘れ物を取り扱っており、忘れ物に関する問い合わせや返却、持ち主が見つからない物は駅間への移送、保管、警察への届出など駅係員が日々多くの業務を行っていました。
そこで、JR九州の利用者自身がLINEで忘れ物の問い合わせをできるようになるとともに、駅係員のお忘れ物にまつわる業務をテクノロジーで高度化することで、利用者へより良いサービスを提供することができる「find」を導入しました。
■詳しくはフクリパの過去記事をご覧ください。
LINEで忘れ物を探せるサービス「落とし物クラウドfind」の導入
JR九州もタッチ決済の実証実験中!
JR九州でもタッチ決済機能のあるカードやスマートフォン等を対象駅に設置された専用機器にかざすことで、決済をスピーディに完了する仕組みの実証実験が行われています。
決済ブランドはVisa・JCB・American Express・Mastercard・Diners Club・Discover・銀聯の7種類。
福岡エリアでの対象駅は鹿児島本線(門司港駅~久留米駅の全駅)、香椎線(海ノ中道駅)の合計50駅となっています。
なお、実証実験の実施期間は2026年3月31日(火)まで予定されています。
さらに、福岡市地下鉄が磁気乗車券を廃止し、QRコード乗車券導入を検討中
福岡市地下鉄では、現在使用されている磁気つきの乗車券を廃止し、QRコードを活用した乗車券の2028年度までの導入を検討しているそうです。
福岡市地下鉄では乗客のおよそ1割が磁気つきの乗車券を利用しているのですが、券が改札機に詰まるなどのトラブルや改札機の定期的なメンテナンスなどに今年度では、2億7900万円ものコストがかかっているとのこと。
これを受けて福岡市は、2028年度までに市内のおよそ250台の改札機が老朽化や更新時期を迎えるのに合わせて磁気つきの乗車券を廃止し、QRコードを活用した乗車券と改札機の導入を検討しているそうです。
導入が検討されているQRコード乗車券は券にQRコードが印字され、改札機に設置された読み取り機にかざすことで通過することができ、すでに北九州モノレールや沖縄都市モノレールなどでも導入されているそうです。
出典:https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20250204/5010026993.html
タッチ決済、完全キャッシュレス決済、そしてQRコード乗車券。時代の変化に伴い様々なサービスが進化する中、福岡の交通事情がもっと便利になりそうですね!
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