ヒロセ電機 走力向上、駒大に学ぶ
中川中央に本社を構えるヒロセ電機株式会社が5月14日、駅伝の強豪校、駒澤大学陸上競技部の選手を迎え、「ランニングクリニック」を行った。
クリニックは2023年12月から同社が同部とスポンサー契約を結んでいる縁から実施されており、昨年に次いで2度目。20代から50代まで25人の社員が参加した。
選手と社員は、同社近くの早渕川沿いの道から都筑中央公園に入り、ささぶねの道を渡り鴨池公園に入る約2・5キロのコースを往復。小松聖選手(3年)が1キロ5分前後のペースで、増永一心選手(1年)が6分半前後のペースで社員らを引っ張った。
スタート当初は和気あいあいと言葉を交わしながら走っていたが、選手のラストスパートについていけず、ゴール後、膝に手を当て、肩で息をする社員もいた。
クリニック終了後には岩井貴生部長から「骨盤を立てる」「ろっ骨を引き上げる」など仕事中にもできる姿勢や疲労回復のアドバイスなどが送られた。
「走るのが好きという」新入社員の男性は「楽しみにしていた。ペースの配分やフォームなど見習うところが多く貴重な体験だった」と笑顔で汗を拭っていた。また3月の名古屋ウィメンズマラソンでフルマラソンを走った50代の女性は、昨年に続いての参加。「凄く勉強になった」と語り、「10月の横浜マラソンにも挑戦してみようかな」と気持ちを新たにしていた。