その味はいかほど⁉上島珈琲店で限定販売中の「鰹出汁薫るミルク珈琲」を飲んでみた 神戸市
その日、記者は焦っていた。なぜなら広報担当者の前で”演技派”とは到底言えない自分がいただくことになったのは、鰹出汁の入ったミルク珈琲だったからー。
広報担当者も「上島珈琲店、何してるん?実はその言葉を待っているんです」とニヤリ。そんなチャレンジングでアメージングな商品の味を、今回は忖度なしでご紹介したいと思います。
話題のメニューは、1月16日から販売がスタートした「鰹出汁薫るミルク珈琲」。定期的に販売されている「シーズナル限定ミルク珈琲」の1つで、県内では「さんちか店」でのみ販売されている商品です。
同店の「ミルク珈琲」に使われるコーヒーは、一度布のフィルターを使って抽出して雑味をとってからネルドリップにかける「ダブルネルトリップ」という方式をとっています。
今回は「ダブルネルトリップ」と出汁の取り方に共通点を見出したことや、「”日本の喫茶店”として日本の文化を大事にしたい」との思いから商品化されたそう。
これまで50種類以上のメニューが手掛けられてきましたが、出汁を使ったものは初めて。ちなみに今まで販売してきた「シーズナル限定ミルク珈琲」の人気ランキングがこちらです!
このラインナップを見ても「鰹出汁」がかなりチャレンジングなメニューであることは分かりますよね。それにしても、果たして合うのか?説明はこれくらいにして、さっそくいただきたいと思います。
色々な噂をされているのを知ってか知らずか、小さなポップと一緒に「私、いたって普通のミルク珈琲ですけど」みたいな顔して運ばれてきました。ですが騙されません。なぜなら、運ばれてきた瞬間に鰹節の香りが漂い始めたからです。
上にはホイップクリームと鰹節がのっています。専用のちょこんとした波佐見焼カップが見た目にもかわいい。
もはやスープなのか?はたまた香りだけで味はないのか?色々なパターンを想像しましたが、一口飲んで衝撃!絶妙なバランスで「鰹出汁」と「ミルク珈琲」が共存しています…!
飲んだ瞬間はミルクの甘さが広がるのですが、その後に鰹出汁の旨みが確かに感じられます。すごく不思議な感覚です。思ったより違和感はない上に、飲み進めていくとどんどん慣れてきて”普通においしい”ミルク珈琲として飲みほしました。
広報担当者が「インバウンド需要も見越しています」と話していましたが、日本人にとってもカルチャーショックな逸品かも。「とにかく好奇心の強い人に飲んでもらえたら」とのことなので、友達や家族と一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?
販売期間
2025年1月16日(木)~2月中旬(なくなり次第終了)
場所
●上島珈琲店 さんちか店
(神戸市中央区三宮町1丁目10-1 さんちか2番街)
時間
7:00~21:00