本町小120周年、盛大に祝う 児童が企画、卒業生らも参加
中区の本町小学校(田川斉史校長)で2月21日、創立120周年記念イベントが行われた。
前半の式典では、同実行委員長の高橋忠彦さんや来賓らによる挨拶のほか、地元店舗の協賛で作られたエコバッグなどの記念品が贈呈された。
後半の祝う会は児童が企画運営を行い、セレモニー用に工作した巨大バースデーケーキが登場。6年1組が制作したお祝いムービーでは、ヘレンケラーの来校や日本初のガス会社の跡地に建つ同校ならではの歴史、地域の人や離任した先生らへのインタビューの様子も紹介された。
卒業生も式典に参加し、油彩画を寄贈した絵本作家の藤島由美さんは「小学校の頃、野毛山動物園で描いた絵を先生に褒められたことが絵本作家になったきっかけ」と話した。また作編曲家・ギタリストとして活躍する奈良悠樹さんと6年生が合奏を披露。最後に全校児童が心を一つにして歌い上げ、体育館は感動的な空気に包まれた。
周年記念事業として行っていた教室ロッカー購入のクラウドファンディングは約360万円(ロッカー11台分)の寄付金が集まり、今夏を目途に設置を進める予定だという。