幸せが巡るカフェ『mawari』塩屋で「Awabi ware(あわびウェア)」にも出会える♡ 神戸市
塩屋台(神戸市垂水区)に素敵なカフェがオープンしたと聞いて、さっそく取材に出かけました。8席のみの小さなお店『mawari(まわり)』。訪れてみると、ふわりと温かくて、トキメキが散りばめられた空間でした。
住宅街の一角。気をつけて見ないと通り過ぎてしまいそうな場所ですが、大きな「塩屋台公園」が目印です。
「こんにちは」そっと中に入ると、木目調の室内に柔らかな光が差し込む気持ちの良い空間が現れます。
大きな窓の目の前は公園。木々の景色が心地良く、光のおかげでぽかぽかと温かです。
店主の田中さんは、看護師を経て“お菓子を作る人”になったという異色の経歴の持ち主。幼い頃からお菓子作りが大好きで、そのワクワクが忘れられず、看護師をしながら本格的にお菓子作りの勉強を始めたそうです。
ノマド村やAwabi wareなど淡路島での期間限定カフェを経て、11月に自身のお店をオープン。
「自分にしかできないことをしたい」と、看護師の経験を活かし、栄養学や食養生の知識を取り入れたお菓子を作られています。
「といってもそんな堅い感じではなくて、甘いものを食べた時に、それがちょっと身体のことを考えて作られたものだったらラッキーじゃないですか?」。ふんわり微笑む田中さん、お店の雰囲気とぴったりです。
まずは看板メニューのロールケーキをいただきました。11月は「体を温めてお腹にも優しい」という「かぼちゃ」。
見た目もほれぼれするような美しさなのですが、一口食べると思わず笑顔に!
ふわふわの生地はしっとり。きめ細かく立てられた生クリーム、間に巻かれたペースト状のかぼちゃの甘さにほっこりします。添えられたくるみのプラリネは香ばしくカリカリで、ふわふわ食感との対比も楽しい一皿です。
「乾燥に良い」という梨を使ったクリームパイは、食べ進めるとたくさんの驚きが隠されていてワクワク!
サクサクのパイにナイフを入れると、カスタードクリームがとろりと溢れ出します。ローストされた梨は、風味がより豊かに感じられます。
途中、すっぱさを感じたので尋ねてみると、レモンのゼリーが隠れていました。最後まで飽きずに美味しく食べられる工夫は、ここでしか味わえない特別なもの。
なるべく添加物を使わず、自然な形で作られるお菓子たち。色々な人をケア・サポートしてきた田中さんならではの知識、思いがたっぷりと込められています。「それに加えて“おいしくて笑っちゃう”お菓子だといいな」とにっこり。
同店の奥にはもうひとつ、素敵な空間があるのです。
Awabi wareの器がこんなにたくさん!淡路島の工房以外でこんなに揃うところはなかなかないのではないでしょうか?
訪れると、幸せな気持ちが心身を巡るカフェ。ゆっくり過ごしたい時にぴったりです。お一人で営業されていますので、ゆったり時間に余裕を持ってお出かけくださいね。
場所
mawari
(神戸市垂水区塩屋台1-13-1 2階)
営業時間
土・日曜日 12:00~18:00
※12月より一部平日も営業あり(営業日は公式Instagramでお知らせあり)
※テイクアウト可
定休日
月・火・水・木・金曜日
※変更の可能性あり