Yahoo! JAPAN

猫が『グルーミング』をしなくなったら危険サイン?考えられる3つの原因

ねこちゃんホンポ

1.病気や痛みが原因

猫が体をきれいにしなくなる原因として挙げられるのは、「病気や痛み」によるものです。

たとえば関節炎やケガがあると、体を動かすのが辛くなり、グルーミングが難しくなることがあります。

また、口腔内に何らかの病気がある場合も、舌や顎を使う動作で痛くなるため、毛づくろいを避けることもあるでしょう。

年齢に関係なく「体重が減る」「食欲がない」といった場合は、猫の体に問題が起きているサインということもあるため注意が必要です。

少しでも不安を感じる猫の異変があれば、かかりつけの動物病院で健康チェックを受けるようにしましょう。

2.ストレスや環境の変化

引っ越しや新しいペットの迎え入れ、大きな音が頻繁にする環境など、猫が継続的にストレスがかかる状況に置かれると、グルーミングをやめることがあります。

他にも生活リズムが極端に変わることに対して警戒心や不安を感じ、「気持ちが落ち着かない」という状態の表れなのかもしれません。

対策としては、猫にとって安心できる場所を作りましょう。静かで隠れられるようなスペースを確保したり、高い場所から見下ろせるようにキャットタワーや家具を配置することが効果的です。

日々のルーティンは、なるべく大きく変えないようにしながら、猫とのスキンシップの時間を大切にしてあげましょう。

3.老化や肥満による動きの制限

年齢を重ねた猫や太りすぎた猫は、体の柔軟性が失われるため、特定の部位をグルーミングするのが難しくなります。

とくに高齢猫は、関節が硬くなりやすく、腰や背中など手の届きにくい部分の毛が乱れてくることが増えます。

そのため、毛玉ができやすくなったり、肥満の猫が背中の毛を全く整えなくなることがあるため、毎日のブラッシングでサポートしてあげましょう。

猫の毛量に合ったスリッカーブラシや豚毛のような被毛に艶を出すブラシを使用して、短時間で優しく行うのがポイントです。

まとめ

猫がグルーミングをしなくなるのは、健康や心の問題を示すサインです。

その原因は、病気や痛み、ストレス、老化や肥満など多岐にわたりますが、どのケースでも早めに気づいて対応してあげましょう。

猫からの危険なサインは分かりにくいこともありますが、日々の様子をしっかり観察し、毛並みや行動の変化を見逃さないようにしてあげることが大切です。

定期的な健康チェックや環境を整える工夫が、猫の健康を守り、安心した暮らしにつながります。愛猫が快適に過ごせるように、飼い主としてできるケアをサポートしてあげたいですね。


(獣医師監修:葛野宗)

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. 【大阪・梅田】フレッシュないちごメニューが大集合!大丸梅田店で「いちごまつり」を開催

    anna(アンナ)
  2. 王道札幌味噌ラーメン!元祖札幌ラーメン横丁の「みそ吟」に行ってみた

    サツッター
  3. 塾の先生から学んだ、「オススメを真剣に聞いてくれる大人」の存在感

    Books&Apps
  4. 日本最大規模のカスタムの祭典は激アツ! YOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOW 2024をレポート

    Dig-it[ディグ・イット]
  5. 神戸出身・3D音楽クリエイター瀨戸勝之による『立体音響ライブ』が開催されるみたい。人数限定で「未来の音楽体験」

    神戸ジャーナル
  6. 横浜中華街の水族館「フォーチュンアクアリウム」でおサカナ占い 癒やしとパワーを貰える<開運うおみくじ>

    サカナト
  7. 大阪府民はもちろん全問正解?「大阪府」の難読駅名

    anna(アンナ)
  8. 「海軍元帥...?」「聖☆おにいさんっぽい」 神々しすぎるカモメ、頭上に到来...奇跡的光景に11万人感嘆

    Jタウンネット
  9. 北九州市立総合体育館でフットサルリーグ「ファイナルシーズン」開催 チケット発売中【北九州市八幡東区】

    北九州ノコト
  10. 江崎グリコが新しいチョコレートブランド「Tunmel(トゥンメル)|時を超える、とろける貴石」の発売を開始

    舌肥