避難所のトイレ環境が悪すぎる
能登半島地震から1年近く経ったがいまだに避難所の環境は改善されていないところもあるという。12月17日「長野智子アップデート(文化放送)」では、日刊ゲンダイ第一編集局長の小塚かおるが避難所のトイレの現状を語った。
小塚「トイレって一番大事なんじゃないかと思う。トイレは絶対行かなきゃいけないんだけど、地震直後は公衆トイレがてんこ盛りになっていたり、ちょっと汚いし、あと暗い。それから仮設トイレって和式が多いんですって。だからみんな慣れてないし、特に高齢の人はしゃがむのはきついですよね。そうなると、出来る限り水を飲むのをやめよう。トイレに行かないようにしようって我慢したいという気持ちが働いてストレスとか持病の悪化に繋がっていくようです」
長野「こないだ家が断水だったんですけど、やっぱり水を飲まなくなるんです。避難所では水を飲まないことで口の健康とか色んな事に影響を及ぼしてしまうそうなんです。水はきっちり飲んでトイレに行かなきゃいけないのに、それができない。私も今月取材に行ったんですけれども仮設に持ち込まれるトイレって、ちょっと段が高くなっているんです。高齢の方が滑ってケガをしてしまうことが結構あったみたいなんです。色んな意味でお手洗いって大切なんですよ」
小塚「今回の地震で、まだそんなことも改善されていなかったのっていうことを改めて気づいた人も多いと思うんです。政府の総合経済対策で避難所の環境の改善に取り組むっていうのが予算に入っていまして、国際基準に合わせた避難所運営指針に改定するよう政府が自治体に指示を出します。今後はしっかり改善に取り組んでもらいたいと思います」
番組では小塚かおるが避難所のトイレの現状について問題提起しています。