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<全国高校サッカー選手権静岡県大会>浜名のFW津田廉大が逆転呼び込む1ゴール1アシストでチームを8強に導く!

アットエス

同点ゴールを決めて喜ぶ津田(右手前)


<全国高校サッカー選手権静岡県大会決勝トーナメント1回戦・浜名 2(0−0、2−1)1 常葉大橘>

県新人戦で準優勝していた第2シードの浜名が苦しみながらも常葉大橘に逆転勝ち。PKで先制を許す嫌な流れを断ち切ったのは途中出場のFW津田廉大だった。

ベンチを温めていた点取り屋がピッチに投入されたのは1点を追う後半13分。チームを救う同点ゴールが生まれたのはその6分後だ。

最終ラインの背後にロングボールが放り込まれると、体を寄せてきた相手DFを振り切ってゴール前へ。飛び出してきたGKよりも一瞬早くボールに触れて抜け出し、無人のゴールに蹴り込んだ。

「チームを勝たせるという思いは誰よりも強かったと思う。それが結果につながったのかなと思う」

雄叫びを上げながらベンチに飛び込んで仲間の手荒い祝福を受けると、さらに後半27分にはゴール前の混戦に絡んでMF川嶋琉之亮の決勝点をお膳立てした。

プリンスリーグでほぼ全試合先発出場を続けながら、津田は第4節以降ゴールから遠ざかっていた。「チームを勝たせることができず、家族や友達にイライラをぶつけてしまったこともあったけれど、これで吹っ切れたかなと思う」。人知れず重圧を感じていたストライカーは2点に絡む活躍でチームを勝利に導き、ほっとした様子だった。

プリンスリーグでは1勝2分け13敗と苦境が続き、浜名が公式戦で勝利したのは実に5カ月ぶりだった。

「勝つってこういうことなんだと思った。今日の後半みたいにがむしゃらに、浜名の全員攻撃全員守備をやらないと勝てない。次も自分たちのサッカーをやることに変わりはないので、気持ちを切り替えたい」

チームもエースも、プリンスリーグの悪い流れを断ち切るきっかけはつかんだ。

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