【ライブレポ】aespa 圧倒的なカリスマ性で魅せるパフォーマンスに94,000人が熱狂! 2度目の東京ドーム公演も超満員
4人組グローバルグループaespa(エスパ)が、『2024 aespa LIVE TOUR – SYNK : PARALLEL LINE – in TOKYO DOME -SPECIAL EDITION-』を8月17日、18日の2日間、東京ドームで開催した。
aespaにとって2度目となるワールドツアー『SYNK:PARALLEL LINE』。
その一環として、日本では7月よりアリーナツアーを4都市9公演行い、計10万人を動員した。
さらに、追加公演となった東京ドームには、2日間で94000人のMY(ファンの愛称)が集まり、人気の高さを証明。
“SPECIAL EDITION”というタイトル通りの、スペシャルなライブを繰り広げた。
東京ドームにaespa降臨
オープニングからaespaの破格のカリスマ性が爆発した。
メインステージ背面の巨大ビジョンに星空が映し出されると、その星たちが星座を成して“aespa”の文字が浮かび上がる。
スモークがかかったステージ上では大勢のダンサーが踊り、期待感を煽る。
すると、ビジョンの前にドレープのかかった布がかけられ、そこにKARINA(カリナ)、WINTER(ウィンター)、GISELLE(ジゼル)、NINGNING(ニンニン)、4人のシルエットが浮かび上がった。
MYから大歓声が沸き起こると、ついに純白の華やかな衣装を身にまとった4人が登場。
エキゾチックな香りも漂う印象的なイントロが流れ『Drama』でライブの幕が開けた。
強烈で美しい圧倒的なパフォーマンス
強い眼差しで前を見つめながら、パワフルかつ華麗なパフォーマンスを見せる4人に、MYは目を奪われながらも大きな声でコールを入れる。
間奏ではMVの一場面を彷彿とさせる場面も。ステージ全体が真っ赤に染まると、4人とダンサーが一列に並んだシルエットが出現。映像にはない生の迫力でMYを圧倒した。
アウトロでセンターステージに移動した4人は、そのままシームレスに始まった『Black Mamba』を披露する。
大胆な開脚を組み込んだ振り付けに、火花が上がる演出などもあり、会場のボルテージは天井なしに上昇。
MYの“Aya ya ya ya ya ya”の掛け声もどんどん大きくなる。
続く『Salty & Sweet』『Girls』『Savage』では、回転したり、高さを変えたり、段違いになったりと、さまざまに形を変えるセンターステージを巧みに利用。
メンバー一人ひとりにスポットを当てたり、ペアダンスを見せたり、かと思えば4人の息の合った動きを際立てたりしながら、‟これぞaespa“という強烈なのに神々しいくらいの美しさを持った姿を見せつけた。
映像を挟んで、KARINAはホワイト、WINTERはグレー、GISELLEはピンク、NINGNINGはイエローのワンピースに衣装をチェンジ。オープニングブロックとはまた違った魅力を見せていく。
『Mine』ではステージ上にジャングルジムが現れ、メンバーはそれに絡みつくような動きや、身体のラインをなぞるような動きを入れる。
時に挑発的な表情も見せ、そのセクシーさでMYの視線をさらった。
ソロコーナーではメンバー個々の魅力も爆発
一方、7月3日にリリースした日本デビュー・シングル『Hot Mess』に収録された『Sun and Moon』や、『Long Chat(#♥)』などのミディアム・テンポの歌ものでは、キュートさがさく裂。
笑顔で楽しそうに歌いながら、時にMYに向かって投げキッスをしてみたり、4人できゅっと肩を寄せ合ってみたり……ギャップにキュンが止まらない。
さらに4人4様のソロコーナーも実施。1番手はGISELLE。
ホルダーネックの深紅のドレスに黒のブーツという出で立ちで、自身が作詞作曲を手掛けた『Dopamine』を披露。
緩急のあるダンスナンバーで、色気のある歌声からリズミカルなラップまで、まさに観る者に“ドーパミン”を放出させるパフォーマンスだった。
2番手はKARINA。全身ブラックのパンツスタイルで、ヒップホップナンバーの「UP」をかます。
ダンサーを従えてパワフルに踊り、途中で上着を脱ぎ捨てると、ギアをより‟UP”。
思わず「イケメン……」とつぶやきたくなるカッコよさに心を奪われた。
3番手はNINGNING。R&Bナンバーの『Bored』で、序盤はその美しい歌声を存分に堪能させ、後半では自らも振り付けに参加したというダンスでも魅せる。
高音パートでは透明感のある歌声で圧倒し、改めてそのスキルを実感させた。
ラストはWINTER。フレアパンツにおなかがチラリと見えるトップスというセクシーなスタイルながら、髪にはベールをかぶり、作詞作曲に参加した『Spark』でギャップを見せる。
EDMテイストの楽曲に乗ってリズミカルなダンスをしつつ、布を使ってシルエットで見せる演出なども加え、変幻自在な魅力をアピールした。
ファンとの距離を縮め一体化
次のブロックは日本デビュー曲『Hot Mess』からスタート。
KARINAとWINTERはヘアスタイルをツインテールに変えて、キュートさが増し増しに。
この夏の季節にもよく合うポップで爽やかさも感じられるメロディに乗せ、「私は私らしく生きていく!」というメッセージを届けた。
加えて、『Hot Mess』の収録の『ZOOM ZOOM』もこのドーム公演にて初披露。イントロを聴いたMYからは歓声が上がる。
アッパーなナンバーで、MYも曲に合わせて体を揺らし、後半に向かってテンションも上昇。
歌い終えたWINTERが、「皆さん、大丈夫ですか? 無事ですか?(笑)」と尋ねるほどの盛り上がりぶりとなった。
MCでKARINAが「皆さんの声が大きいほど、皆さんの近くに行けますよ」と予告すると、『YOLO』『Live My Life』は、メンバーがトロッコに乗って客席の間をめぐる。
ボールやフリスビーを投げ入れたり、ファンのメッセージに応えてハートを送ったり、投げキッスをしたりしながら、近い距離での交流を楽しんだ。
また『We Go』では、メンバーがお願いしたコーラスをMYが全力歌唱。aespaとMYの大きな歌声が東京ドームに響き渡った。
本編最後となるブロックでは、再び、唯一無二のaespaの世界観を作り上げる。
「自分のもう一人の自我であるアバターに出会い、新しい世界を経験する」というaespaのコンセプトを象徴するnaevisのパフォーマンスののち、4人はオープニングブロックとは真逆のブラックをベースにした衣装でステージに登場した。
イスを使ったパフォーマンスでセクシーさとクールさを共存させた『Set The Tone』、イントロから大歓声が沸き、サビではMYも顔周りに手を寄せるキャッチーな振りを合わせた『Next Level』、客席にレーザー光線が放たれ、クラブのようなノリで沸いた『Armageddon』など――「ここにaespaあり」という最高の瞬間となった。
お互いが感謝し合う最高のエンディング
アンコールでは、ピンクのブタの着ぐるみ姿で、フロートに乗って戻ってきた4人。『BAHAMA』『You』を歌いながら、笑顔とかわいさがあふれる。
時折、おしりについた小さな尻尾を振って見せたりもして、悶絶級のキュートさでMYの心を仕留めていた(笑)。
MCではそれぞれにこの日の想いも述べた。
「今日、こうして幸せな一日を作ってくださって本当にありがとうございます。私たち、またMYJ(日本のファンの愛称)の皆さんに会いに来ますので待っていてくださいね」(WINTER)
「2日間、一緒に楽しんでくれてありがとうございました。この東京ドームでコンサートができることは、人生にとってとても大切な時間です。MYJの皆さん、たくさんの時間を割いて、ここに来てくださってありがとうございました」(NINGNING)
「みんなのおかげで、東京ドームというすごい場所で、私たちがコンサートができることを感謝しています。MYJの皆さんが私たちを応援してくれていることは伝わっているので、ずっと待っていてね。私たちも頑張って日本にいっぱい来るから」(GISELLE)
「皆さんがいたから楽しくステージができました。東京ドームで公演ができてとても光栄です。これからも新しい姿を見せますので、どこにも行かずに応援してくださいね。今日は私たちと一緒に時間を過ごしてありがとうございました」(KARINA)
最後、『Melody』でメンバーがその想いを届けると、MYたちは一人ひとりが持つプラカードで作り上げたメッセージでお返し。
東京ドームいっぱいに幸せが満たされ、aespaにとって2年連続、2度目となった東京ドーム公演は大成功に終わった。
『2024 aespa LIVE TOUR – SYNK : PARALLEL LINE – in TOKYO DOME -SPECIAL EDITION-』
01:Drama
02:Black Mamba
03:Salty & Sweet
04:Girls + Savage
05:Supernova
06:Mine
07:Sun And Moon
08:Prologue
09:Long Chat(#♥)
10:Dopamine (GISELLE Solo)
11:UP (KARINA Solo)
12:Bored (NINGNING Solo)
13:Spark (WINTER Solo)
14:Hot Mess
15:Licorice
16:Hold On Tight
17:ZOOM ZOOM
18:Spicy
19:YOLO
20:Live My Life
21:We Go
22:Trick Or Trick
23:Set The Tone
24:Next Level
25:Armageddon
26:BAHAMA
27:You
28:Melody
(韓流ぴあ/瀧本 幸恵)