100回目の「高田城址公園観桜会」3月28日〜4月13日開催 ポスターデザインも決定
新潟県上越市の上越観光コンベンション協会は2024年10月4日、来春の「第100回高田城址公園観桜会」を3月28日~4月13日(17日間)に開催すると発表した。ネット投票を実施したポスターも「桜に導かれる人々」をコンセプトにしたデザインに決まった。
観桜会は1909年(明治42年)に陸軍第13師団が高田城跡に入城したことを祝い、在郷軍人団が城跡に桜を植樹したことを前身に、1926年(大正15年)に第1回が開催され、2025年で100回を迎える。会期は、近年の開花が早い傾向を受けて2021年から3月中に開幕していて、観桜会を主催する同協会や上越市、上越商工会議所の3者で決めた。桜の開花状況によっては一部の事業の前倒しや会期延長を行うという。
《画像:第100回高田城址公園観桜会のポスターデザイン》
ポスターデザインのネット投票は、観桜会により愛着を持ってもらおうと99回の昨年から実施している。今年は7月25日〜8月25日の約1か月間にのべ1376人から3912票が寄せられた。
12作品の中から最多得票の613票を獲得し採用されたのは、桜の花びらに導かれるようにさくらロードのトンネルを抜け、堀の桜を眺めながらライトアップされた三重櫓にたどり着くことをイメージしたデザイン。記念の100回のタイトルもゴールドに輝かせプレミアム感を表現しているほか、光に照らされた桜が人々を幻想的な世界に誘っているような雰囲気を醸しだしている。ポスターは会期などの情報を掲載し、今月中旬に完成する。
同協会の担当者は「ポスターデザインは投票人数が昨年の倍に増え、観桜会により興味を持ってもらえた。来年は100回という長い歴史の中の節目の年であり、次の100回につながるような催しを検討していきたい」と話した。