起業する際は個人事業主?株式会社?選択するポイントは【眠れなくなるほど面白い 図解 起業の話】
個人事業主か?株式会社か?それともその他か?
株式会社を選択するのが一般的
起業する際、法人を設立するか、個人事業主としてやっていくかを選択することができます。法人というのは、法律上、人と同じ権利や義務を認められた組織を作り、そこで事業を営む形態です。個人事業主というのは、文字通り個人で事業を営む形態のことを指します。
ビジネスで利益を得ることを目的とする法人は営利法人とも呼ばれ、株式会社、合名会社、合資会社、合同会社の4種類があります。それぞれ特徴が異なり、起業するときに、個人事業主も含めてどれを選択すべきか迷ってしまうかもしれませんが、一般的には株式会社を選択します。
なぜなら、株式会社に入社する、株式会社と取引するというのは安心感がありますが、個人事業主のところで働く、個人事業主と取引するというと、どうしても不安を感じてしまうからです。
今の時代であれば、まったく気にしない人もいるのかもしれませんが、起業後の採用のことを考えたり、取引のことを考えたりすると、信用力のある株式会社にするのがベストです。
株式会社と個人事業主とで税制が異なるので、「利益がいくらまでは個人事業主の方が得」といったことはありますが、株式会社で起業した方がいいでしょう。
個人事業主と法人の違い
個人事業主
● 「法人」を設立せずに個人で事業を営む人
● 手続きは必要なく即日開業できる
法人
● 法律上の別人格を作りそこで事業を営む形態
● 登記や定款の作成など所定の手続きが必要
個人事業主と法人(合同会社・株式会社)の主な違い
[それぞれいいところと悪いところがあるが信用力を考えれば株式会社を選択すべき]
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 起業の話』著:林 尚弘