360年の伝統を受け継ぐたつの市の『大三萬年堂』で味わう、東京で大ブレイクの“NEO和菓子” たつの市
たつの市で360年という長い伝統を受け継ぐ『大三萬年堂』。かつては龍野城の城主に献上されていたという和菓子店が2024年3月にリニューアルを果たしました。
店主を営むのは御年70歳で12代目店主の安原さん。現在でも昔ながらの製法でお店伝統の味を守り続けています。
同店の味は2日間もかけて丁寧につくる“あんこ”が主役。
“醤油饅頭”や“最中”、“羊羹”など、この店の昔ながらの味わいには地元のファンも多く、オープン時よりお客様がそのお菓子の味を買い求めにきます。
また、“伝統と革新”を軸に新しくリニューアルされた店舗では、東京都に店を構える『大三萬年堂HANARE』の取締役兼13代目店主の安原伶香さんがプロデュースした進化系和菓子の“NEO和菓子”も登場。有名ホテルとのコラボレーションした菓子など華やかなラインナップが店頭に並びます。
そして、新たに開設された茶寮では、東京で展開中のスイーツも頂けるとのこと!今回は筆者も以前から気になっていた大三萬年堂自慢のNEO和菓子をご紹介します♪
まず最初に登場したのはこちらの和パフェ。パフェの上部には大三萬年堂のロゴが描かれているのがシックでお洒落。ほろ苦い味わいが心地良い愛知県の西尾抹茶を厳選し使用しています。まったく中身が想像出来ないパフェの中身は何が入っているのでしょう?わくわくしながら、そっとスプーンを差し込んでみます。
抹茶と生クリームの層の下からは、カリッと食感の良いグラノーラをはじめ、寒天、カステラ、あんこ、白玉、黒豆甘納豆、一番下には抹茶アイスと盛りだくさん。特に白玉のもちっととろけるような柔らかさは絶品です!抹茶の風味と甘酒豆乳クリームのコクがお互いを引き立て合いながらも全ての素材を包み込み、見事なハーモニーを奏でます。
つぎに紹介するのは、こちらの「和スイーツセット」。実はこの和スイーツセットの「芋ようかんブリュレ」「あずきとかかお」はその評判の良さから各種メディアにも数多く取り上げられている人気商品。食べてみたかった商品を茶寮で味わう事が出来るのは本当に嬉しい♪
「芋ようかんブリュレ」は宮崎県産の厳選したさつまいもを使用した芋ようかん、レアチーズケーキ、タルト生地を層に仕上げたもの。こんがり香ばしく焼き上げた”ブリュレ”の名前の通り、とろっととろける柔らかさが、くちどけの良いさつまいもの”芋ようかん”とマッチ!そこに加わるサクっとしたパイ生地とカリッとした砂糖の食感も面白い一品。
「あずきとかかお」は、大三萬年堂秘伝のあんことベルギー産の高級クーベルチュールチョコレートをちょこ餡と呼ばれる層にしたショコラテリーヌ。ねっちりした濃厚なチョコレートとこしあんの味わいは秀逸。最後にふわっと消えていく柚ピールの余韻も素晴らしく、ふんわり香りながらも最後の余韻に残るその印象に、きらりとセンスが光ります。
どのスイーツも見た目以上の美味しさに、一人で味比べをしながらにんまりしてしまいました(笑)。
またセットになっている香ばしい香りの「あずき茶」の風味はデザートの甘みを穏やかに整えてくれます。他にもセルフサービスの”レモン水”は口の中をすっきりとリセットしてくれ、体が整うようでした。
和菓子と洋菓子を掛けあわせた新しく華やかなNEO和菓子。たつの市から生まれた一人の女性が新たに築き上げた和菓子の世界で、新しい時代の風を感じてみませんか。
場所
大三萬年堂
(たつの市龍野町本町47-2)
営業時間
店舗 9:00~17:00
茶寮 11:00~17:00(L.O.16:00)
定休日
無休
※茶寮は金・土・日のみ営業(不定休)
駐車場
店舗北側に3台