【速報】ヤドカリの赤ちゃん、初めての引越し成功 決定的瞬間に1.9万人喝采
ついつい応援したくなっちゃう〝お引越し〟の動画がX上で話題となっている。
【速報】ヤドカリの赤ちゃん、初めての引越し成功
2025年2月14日、海洋生物の研究を行っているXユーザーのでんか(@K_theHermit)さんがそうつぶやきながら投稿したのは、ヤドカリの赤ちゃんの引っ越しの一部始終を撮影した動画だ。
今背負っている〝家〟よりもやや大きめの物件を内見するヤドカリ。
しばらくもぞもぞと動いている。いけるのか? どうなんだ? と思わず固唾を飲んで見守ってしまう。
そして......すぽん!
前足を〝新居〟に引っ掛ける形で、殻から脱出。そのまま素早く、新たなるマイホームに体を滑り込ませた。
完了!
初めてとは思えないほど、スムーズなお引っ越し。
最後に、元のお家を引き寄せてぎゅっとしているのも、お別れをしているみたいで可愛い。
赤ちゃんヤドカリの可愛すぎるお引越しに対し、X上では1万9000件を超える「いいね」(20日夕時点)のほか、こんな反応が寄せられている。
「仕草とか行動とか色々全部可愛すぎる」 「ひょいって入るの可愛い」 「こういうニュースだけ見てたい」 「めちゃめちゃ可愛い。何度も見ちゃう」 「こういう場面を見ると、改めて〝宿を借りる〟から〝ヤドカリ〟なんだなぁと再確認」 「脱いだ殻手放せないの可愛い」
Jタウンネット記者は18日、投稿者のでんかさんにこの動画について話を聞いた。
海岸で採取
でんかさんが自宅でこの動画を撮影したのは14日。なんとこの赤ちゃんの大きさは5ミリメートルほど。ち、ちいちゃい......!
だから、動画は顕微鏡越しに撮影したものだという。
この赤ちゃんは、25年1月に海岸で出会った個体。
当時はまだ3ミリメートルほどのプランクトンで、泳いでるところを採取したという。
飼育しはじめて1か月以上が経過し、貝殻が窮屈そうに見えたため、引っ越し用の貝殻を与えたそう。
実は新居となった貝殻は、2個目に与えたものだったという。1個目の貝殻は、一度引っ越したものの、すぐに元の貝殻に戻ってしまったんだとか。
でんかさんは、話題の投稿に続ける形でこうポストしている。
「余談ですがちょっと前には『入ったけどなんか違う』って1回ダメだしされてます! ヤドカリは引っ越す前にハサミで貝殻の大きさを測ったり、汚れていないかを念入りにチェックするのですが、いざ入ってみて気にいらなかったら元の貝に戻ることもよくあります」(でんかさん)
満足のいく広いお家が見つかって、良かった......!
無事に引っ越しが完了したときの感想を尋ねると、でんかさんは
「海の生物、とりわけヤドカリをメインに活動しているので、ヤドカリの引越し自体は日常茶飯事なのですが、やはり私の選んだ貝殻に入ってくれると嬉しいですね」
と語った。でんかさんが今回赤ちゃんに選んであげたい貝殻はサイズがちょうどいいらしく、現在もこの貝殻で暮らしているとのこと。
「また脱皮して大きくなってきたら新しい貝殻をプレゼントする予定です」(でんかさん)
ちなみに、でんかさんは生態写真集「ヤドカリのグラビア」という同人誌を過去3冊発行していて、その2巻では自身が選んだ貝に入ってくれたヤドカリたちの写真も掲載しているそう。
いろんなヤドカリにお家を紹介しているなんて、なんだか街の不動産屋さんみたいだ......。
【速報】ヤドカリの赤ちゃん、初めての引越し成功 pic.twitter.com/yM4pwMlP7B
— でんか (@K_theHermit) February 14, 2025