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『デッドプール&ウルヴァリン』ガンビットの未公開シーンが公開

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(MCU)『&ウルヴァリン』より、チャニング・テイタムが演じたガンビットの未公開シーンが公開された。主演のライアン・レイノルズがSNSに掲載している。

この記事には、『デッドプール&ウルヴァリン』のネタバレが含まれています。

公開された映像は、劇中でデッドプールとウルヴァリンが虚無の世界で出会ったエレクトラ、ブレイド、ローラ、ガンビットと共にカサンドラ・ノヴァの一派と激闘を繰り広げた“その後”のようだ。アジト前の広間にはトードたちが倒れており、生き延びたガンビットが歩いている。振り返ると、その瞳には金に輝く輪が映り込み、これを見つめたガンビットがニヤリと笑う……というものだ。

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レイノルズはこの映像について「マーベル・スパークル・サークル」とコメントを添えて紹介。これはMCUの劇中で異世界に通じるポータルで、いまいち正式名称がわからないデッドプールは『デッドプール&ウルヴァリン』内で「マーベル・スパークル・サークル」と呼んでいたものだ。劇中では、TVAのモニターの一つで同じ映像が再生されているとレイノルズは認めている。

この未公開映像は、ガンビットがその後元の世界に戻ったことを示唆している。映画ではカサンドラ・ノヴァを相手に勇敢に戦って世界を救ったウルヴァリンたちはTVAに恩赦を与えられており、ローラと共にデッドプールが属するアース10005へと招かれていた。他のヒーローたちの処遇は不明だったが、ガンビットたちも彼らが望む世界へ転送された可能性が高まった。ショーン・レヴィ監督は過去に「ローラが最後のピザパーティにいたというのは、他の人たちが虚無の世界を抜け出せたかもしれないということを示唆しています」とが、その裏付けとなりうる映像だ。

ただし、ガンビットがどの世界に移動することになったのかは推測が難しい。このガンビットは、“かつて旧20世紀フォックスで企画されていたがお蔵入りになったチャニング・テイタム主演版映画”をメタ的に実現させた個体であり、キャラクター本人も劇中で、自分はこの虚無の地で生まれたようなものだと話している。彼が生まれた世界が別にあるとして、どれほどの未練を抱いているかは不明である。

仮にこのガンビットが、TVAの恩赦によって本来のアースに戻ることができたとして、その移動方法がポータルを通じて行うものかどうかはわからない。いずれかのユニバースから虚無の世界へと移動する時は、虚無の世界の天空から落下するという挙動が確認されているが、逆に虚無の世界から別のユニバースに移動する正式な方法ははっきりと描かれたことがない。

また、ポータルが出現しているということは、TVAではない(ドクター・ストレンジのような)第三者が、意図的にガンビットの前に輪を出現させたという可能性もある。ガンビットの戦いぶりを評価した何者かが、自分のユニバースでの戦いに加勢してもらうため、行く宛のない彼をスカウトしたという推測もできるだろう。マルチバースでの戦いが描かれる『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』や『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ』につながる伏線と見ることもできそうだ。テイタムのガンビットが今後のMCU作品に再登場するかどうかはわからないが、華麗な戦いぶりをまた見たいと願うファンは多いはず。

『デッドプール&ウルヴァリン』は大ヒット上映中。

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