まばたきで相手へ届ける愛……もちろん伝わっている、よね?【猫エッセイ】交通事故にあった猫を拾いました
こんにちは。3匹の猫と1頭の犬と暮らし、二児の母でもあるtamtamです。
ある日、交通事故にあった猫(凶暴)を迎え、一緒に暮らすことになりました。
一時期は安楽死とまで言われた猫様でしたが、気合と根性で見事に復活。
しかし後遺症が残り、野良猫として生きていくことができなくなった、たまちゃん。
そんな猫様をサポートをしていきたい人間と、人の手なんか借りたくない猫様のお話です。
“まばたき“で伝わる愛情表現
猫好き界隈で有名な話、知っていますか?
それは「ゆっくりとまばたきすることで『あなたのことが好きだよ』と意思表示している」ということ。
猫はお互いまばたきをし合うことで、相思相愛を感じられるというのです。
人間の言葉を、猫はもちろん話せません。
ですが、にゃーと鳴いたり、スリスリしたり、ひっかいたり、態度でいろいろと伝えてくれます。
人間であるおかーさんも同じように「猫の言葉」で表現してみたい。
そんな中、この「ゆっくりまばたき」。
人間が簡単に実行できる、猫側のコミュニケーションなのです!
おかーさんはこの手法(言い方よ)を保護当時からずっと続けているのですよ!!!
さあ、今日も愛を伝えましょう!!
あれ?いつの間にかいなくなってしまうたまちゃん
おやおや?おかしいですねぇぇぇ??
ここはゆっくり瞬きが返ってきてもおかしくないのに、おかーさんが目を開けると目の前はもぬけの殻。
たまちゃんはいつも居なくなるんです。
も、もう〜〜〜!
恥ずかしがり屋さんなんだから〜〜〜!!
と、たまちゃんの姿を確認すると…
さすがにその顔はないんじゃないかな??
たまちゃん、少し離れたい場所で人間の奇行を観察していました。
しかもその表情から察するに、照れているのだと思っていたらドン引き…してませんか?
あらあらあらぁ~~まだまだ素直になれないお年頃のようです。(スーパーポジディブ)
いつか、おかーさんの愛情を受けとめてくれるその日まで!!!
愛情をぞんぶんに注ぎ込んでやろうと思うのです。(やめてあげて)
たまちゃん本日の一言
怖いからやめてくれ
tamtam プロフィール
動物病院で動物看護士として勤務後、現在は個人で犬猫を預かり里親を探す「一時預かりボランティア」を続けている。犬猫の保護や介護について、大変な現実だけでなく、楽しさ・幸せをSNSで発信し大きな話題に。
2022年「たまさんちのホゴイヌ」(世界文化社)、2023年「たまさんちのホゴネコ」(世界文化社)を出版。著者印税を動物福祉活動に充てている。
instagram:@tamtam__111