ホットケーキの冷凍保存&解凍方法。できたてのおいしさを楽しめる!
ホットケーキの冷凍方法(保存期間2~4週間)
ホットケーキを作りすぎてしまったときや朝ごはん、おやつ用に作り置きしたいときは冷凍保存がおすすめです。2~3日で食べる場合は冷蔵でかまいませんが、長期保存には冷凍庫へ入れておきましょう。簡単な冷凍方法をご紹介します。
まず粗熱ホットケーキの粗熱をとり、ラップでぴったりと包みます。
ホットケーキをラップで包んだら、ジップつきの袋に入れます。袋の空気はしっかりと抜いてから袋の口をしめてください。
そのままジップつきの袋を冷凍庫へ入れればOKです。ホットケーキが何個かある場合は1個ずつラップに包み、同じジップつきの袋に入れてもかまいません。
ホットケーキをおいしく冷凍するポイント3つ
1. 粗熱をとってから包む
ラップで包むときは粗熱をとってから包みましょう。ホットケーキが熱々の状態で包むと、ラップに水滴がつき、霜ができてしまう可能性があります。その霜に冷凍庫臭やほかの食材のにおいがつきやすくなるので注意してください。
ただ完全に冷めると、ホットケーキが乾燥してしまいます。粗熱がとれたらラップに包むことで、適度な水分が残り、解凍時にふわふわの食感を楽しめますよ。完全に冷めてから冷凍した場合は、解凍時に水分を補いましょう。詳しくは、乾燥している場合の解凍方法を参考にしてください。
2. ラップでしっかり包む
できるだけすき間がないように、ぴったりとラップで包むのがポイントです。すき間があるとホットケーキが乾燥してしまったり、においがついてしまったりというおそれがあります。
1枚ずつしっかり密閉することで、できたてのおいしさを閉じ込められますよ。
3. ジップつきの袋に入れる
冷凍庫内のほかの食品のにおいがホットケーキにうつらないよう、ラップで包んでからさらにジップつきの袋に入れてください。ジップつきの袋の空気はできるだけ抜いて、おいしさを逃がさないようにしましょう。
また、ラップで包んでそのまま冷凍庫に入れると、ほかの食材の出し入れによってラップがはがれてしまう可能性があります。ラップがはがれると表面が乾燥してしまったり霜がついてしまったりするので、ジップつきの袋に入れておくと安心です。
解凍の基本は電子レンジ
解凍方法の基本は電子レンジです。ジップつきの袋から取り出し、ラップで包んだそのままの状態で解凍するだけ。ラップに霜がついていたら取り除いてから加熱してくださいね。取り除かず加熱すると、冷蔵庫臭がホットケーキにうつってしまう可能性があります。
1枚あたり電子レンジ500Wで約1分、600Wで約50秒加熱しましょう。高いW数で加熱するとホットケーキが乾燥し水分が抜けてカチカチ、パサパサになってしまいます。W数は500Wか600Wで加熱するようにしてくださいね。
乾燥している場合は蒸し焼きで解凍がおすすめ
電子レンジを使う場合、一度ラップを外してホットケーキに霧吹きで水分を補います。再度ラップで包み、レンジで解凍しましょう。水分が補われ、ふっくらと仕上がりますよ。
またフライパンで蒸し焼きにするのもおすすめです。フライパンに少し油をひいて温め、凍っているホットケーキをのせます。ホットケーキにかからないよう、周辺に大さじ2杯程度の水を入れてフタをします。3~4分蒸せば完成です。もちろん蒸し器でもOKですよ。
解凍後のひと工夫でさらにおいしく!
電子レンジで解凍後、さらにおいしくいただけるひと工夫をご紹介します。ラップを外してオーブントースターに入れ、アルミホイルをかけて温めましょう。もしくは少量の油かバターをひいて弱火のフライパンで温めます。
外はカリッと香ばしく、中はもっちりとしたホットケーキが楽しめますよ。温めすぎると焦げてしまったり、水分が失われてしまったりするので注意してくださいね。せっかくならひと工夫して、よりおいしくいただきましょう。
いつでもできたてを楽しめる!冷凍保存を活用しよう
時間のあるときにホットケーキたくさん作り冷凍保存しておけば、朝ごはんにおやつにパパっと出せて大活躍しますよ。冷凍保存の方法や解凍方法を正しく行えば、できたてのおいしさがそのまま味わえます。解凍方法も基本はレンジに入れて温めるだけなので、手間はありません。
フルーツや生クリームを添えたり、スクランブルエッグやとろけるチーズと一緒にいただいたり、お好みのトッピングでホットケーキを楽しんでくださいね♪
ライター:伊藤 千亜紀(フードアナリスト)