季刊誌「NAGI」 個人商店と市を特集 伊賀地域からも紹介
自然や歴史、建築、料理など、三重県内に関わりの深い書籍・写真集を発行する月兎舎(伊勢市馬瀬町)が、12月1日に発売した季刊誌「NAGI」99号で「個人商店と市」特集を組んだ。伊賀地域からも鮮魚店、こうじ店、マルシェを取り上げている。
「NAGI」編集人の坂美幸さんは「年々姿を消しつつある地域の個人商店の良さや、互いの顔が見える店で買い物をする楽しさを伝えたい。『餅は餅屋』と言うように、昔ながらの個人商店には経験に裏打ちされた魅力的な品ぞろえがある」と企画の意図を語る。
特集では、第1部「個性が光る個人商店」として青果、鮮魚、精肉、酒、駄菓子など21店、第2部「非日常の高揚を味わう市」6か所。第1部では「SNSでの情報発信と変わらない総菜の味が『温故知新』を感じさせる」というフジヤマ鮮魚店(伊賀市上野忍町)、奥ゆかしい佇まいも魅力的な中村糀店(同市上野新町)を、第2部ではオーガニックカフェのハラペコ里の市(名張市上小波田)を紹介している。
「NAGI」99号はB5版104ページで、税込み720円。県内の主要書店、スーパー、道の駅などで販売している。「NAGI」は次回の100号で終刊となる。
問い合わせは月兎舎(0596・35・0556)まで。