釣魚で作る「秋の味覚」レシピ:ネリゴのサッと煮 カマと一緒に煮るのがコツ
今が旬のネリゴ(カンパチの若魚)。煮ても焼いても美味い、秋を代表する魚だ。今回は「ネリゴのサッと煮」を紹介する。
ネリゴの釣期
九州地方のネリゴは秋から初冬が釣期にあたり、序盤は近場の磯や堤防で釣れる。型は20~30cmと小さく、ひと潮ごとにサイズザップ。例年11月後半には40~50cmになり、徐々に沖の深場に移動していくパターンが多い。
2枚おろし
持ち帰ったネリゴは、エラとワタをとって内側(腹側)をよく洗う。次に頭を落として2枚におろす。背骨がないほうは刺し身などでいただき、もう片方の身と、頭を使用する。まずはウロコを丁寧に剥ぎ、身のほうは切り目を入れておく。これで煮付けの準備は完了。
霜降り
煮付けの準備ができたら、霜降りにする。ポットのお湯を使うと簡単でラク。魚をボウルなどに入れ、1分ほどお湯に浸す。あとはお湯を切り、水洗いすれば霜降りは終了。
調味料を加える
霜降り後は魚を鍋に移し、調味料を加えていく。
水1,濃い口しょう油1、みりん1、砂糖少々。
濃厚な味わいに仕上げるためのコツ
調味料を加えたら、火にかける。まずは強火で沸騰させ、中火に落とす。ここで落としブタをし、弱火でグツグツ煮る。
落としブタ代わりにアルミホイルを使うと便利。3分ほど煮込めばできあがり。頭(カマ)と一緒に煮るためか、濃厚な味わいに仕上がる。
<松田正記/TSURINEWSライター>