たまプラーザテラス 店舗ごとに「お休み」設定 2カ月前から告知
(株)東急モールズデベロップメントが運営する商業施設「たまプラーザテラス」は、出店店舗が自由に休業日を設定できるフレックス休暇制度「おみせの休日」を1月30日より本導入する。
同制度導入の背景には慢性的な人手不足と、それによる従業員一人ひとりの負担増加、人材確保難といった課題がある。そうした課題を解決するため、同施設では昨年1月30日から「おみせの休日」を試験的に実施。この1年間に8店舗で計15日間の休業があった。その後、実施についてアンケートしたところ、「リフレッシュや全体一斉の勉強会に利用でき、とても有意義だった」「スタッフ同士の交流が深まり、チームプレーのレベルが上がった」など好意的な意見が寄せられたという。
そうした経緯から「おみせの休日」の本導入を決定。制度を導入するかどうかは各店舗の判断となるが、導入した店舗では繁忙期や特定の日付を除き、年間4日まで自由に休業日を設定できるようになる。同社の担当者は「従業員の働きやすさ向上やコミュニケーション促進を図りたい」と話している。
HPやSNSで発信
現在、全142店舗(東急百貨店を除く)のうち8店舗が同制度を利用中(1月16日時点)だ。今後、2月と3月でさらに3店舗が制度を利用予定だという。各店舗の休業日は店頭でのポスター掲示やSNS、たまプラーザテラスHPなどで2カ月前から告知するとしている。