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武田砂鉄氏、銃撃を受けたトランプ氏の「国を一つに」という発言は皮肉めいている

文化放送

7月16日(火)の大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)では、トランプ全米大統領が演説中に銃撃され右耳を負傷したという、15日の朝日新聞の一面記事を取り上げた。

番組で紹介した朝日新聞の記事によれば、米ペンシルベニア州バトラーで13日、トランプ氏が演説中に銃撃され、右耳を負傷した。容疑者は射殺され、連邦捜査局(FBI)は暗殺未遂事件として捜査。大統領選への立候補予定者を暴力で抹殺しようとする事件が起きたことに、米国社会で激しい衝撃が広がっている。

番組パートナーの小島慶子は、アメリカでは学校をはじめ色々な場所で銃の乱射事件が起きており、誰でも手軽に銃を持てるという現状を変えようという声は上がるが、その度に銃ビジネス業界やそこから献金を受けている保守派が「銃こそが自由を守る」と主張し、銃をやめようという流れにならなかったと発言した。そして、今回、銃社会の継続を訴えてきたトランプ氏自身に銃口が向けられたことで、アメリカ社会が「本当に銃が社会を守るものなのだろうか??」という流れにならないだろうか、と期待を滲ませた。

フリーライターの武田砂鉄氏は、トランプ氏が「(今回の銃撃事件で)国を一つにするチャンスを与えられた」と発言しているが、「国を一つに」という言葉は、バイデン米大統領がこの4年間言い続けてきたものであり、これはトランプ前大統領により国民が分断してしまった流れを止めよう、連帯をしようという意図で使われてきた言葉である。それが今回の銃撃事件をきっかけとして、トランプ氏がこの言葉をバイデン大統領から奪うような形で使い始めたことには皮肉を感じると発言した。

番組パーソナリティーの大竹まことは、以前、米国の議事堂がトランプ氏の支持者に占拠されたとき、トランプ氏は「暴力沙汰でもいいから行け」と支持者を煽った。非常に乱暴なことが行われた。その力に訴える方法で、今回はトランプ氏自信が力を浴びてしまったと発言した。

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