横浜市 新サイトで団体情報発信 青葉区・都筑区で先行公開
横浜市は4月17日、地域活動の促進や新たな担い手の創出を目的に、横浜地域活動・ボランティア情報サイト「よこむすび」を青葉区と都筑区で先行公開した。市は2026年度以降、対象区を全18区に拡大予定だ。
「ヨコハマをむすぶ」
「よこむすび」は地域で活動する団体のイベント情報やボランティア募集情報を集めたポータルサイト。同サイトの名称の由来には、「ヨコハマのコミュニティをむすぶ、よこの人(隣の人、地域の人)をむすぶ」という思いが込められている。
サイト上では、青葉区、都筑区で活動する各種団体が主催する習い事教室やイベントなどへの申し込みや問い合わせが可能。また、団体側は同サイトに登録することで、イベント情報などの発信の他、運営や企画を手伝ってくれるボランティアの募集等もできるようになる仕様だ。現在は両区で計50団体がサイトに登録している(4月18日時点)。
利用者はメールアドレスを登録することで、毎週月曜日の正午に「お知らせメール」が届くようになり、各団体が発信する開催情報等を確認することができる。
市の認可経て登録
サイトは利用・登録は無料だが、団体登録については申請の上、市の認可が必要。登録できるのは、青葉区、都筑区の自治会・町内会、公園愛護会、市民活動支援センター登録団体となっている。市は今後、サイトを運営していく中で登録できる団体を拡大する予定だという。認可後は、団体が自由に情報発信をできるようになる。
他にも、各団体の詳細な取り組みをインタビュー形式で掲載する「活動紹介」も公開可能。活動紹介を掲載するためには、各区役所地域振興課または市民局市民協働推進課まで申し込みが必要となる。
同サイトに登録する「あおば落語とタンゴのセラピーの会」の丸山良司代表はサイトについて「まだ申し込みはないが、使い勝手は良い。今後も継続して利用していきたい」と話している。市は今後、サイトを利用する団体にアンケートを取り、集まった意見などは検討の上、反映していくとしている。