岡崎の歴史、カルタで伝承 初の大会 53人が参加
「岡崎ふるさとカルタ」大会が1月19日、岡崎公民館(平塚市)で開催され、岡崎小学校の児童53人やボランティアが参加し、真剣な表情で競技を楽しんだ。
大会で使用されたカルタは、岡崎の歴史を子どもたちに楽しんでもらおうと、地域住民らによって昨年3月に制作されたもの。同カルタを使用しての大会実施は初めて。
カルタには地域の歴史や地理、祭り、鈴川の鯉のぼり、子どもたちの日常風景などが読まれている。読み札は同小や地域住民らから募集し、取り札はふじみ野在住の栗原濶(じゅん)さんと大住中学校の美術部員がデザインした。
大会当日は、10のゴザに分かれ各学年ごとに2回の競技を行い、合計点で競い合った。子どもたちは正座をし、お手つきしないよう膝に手を置き、1枚でも多く取ろうと夢中になっていた。
参加した子どもからは、「楽しかったので来年も参加したい」や「今年は負けてしまったので来年リベンジしたい」などの声が聞かれた。
同大会実行委員会の川口一正実行委員長は「ゴザのヘリは地元の坪井畳店さんがご厚意でつけてくれた。ありがたい」と謝辞を述べ、「初めての大会だったが、子どもたちも盛り上がり、スムーズにできて良かった」と感想を話した。
同カルタは岡崎地区の各サロンなどで利用されているほか、岡崎公民館で貸出も行っている。