きゅうりと新生姜の味噌汁で体の巡りを改善!【季節を感じて体を労るスープレシピ】
日々の天気や街のトレンド、おいしいゴハンに大人の悩み、社会の仕組み1日イチ「へぇ~」なトピックスを。新進気鋭のコラムニスト、ジェーンスーが、生活情報や人生の知恵をナイスなミュージックと共に綴る番組。
ゲストは、料理家 の ワタナベマキさん です。
テーマは「季節を感じて体を労わるスープレシピ」
ここ最近、気温や天気の変化が激しく、体に不調を感じる人も多いかと思います。そんなときは、食事を通して体の調子を整えたいですよね。「旬の食材を、旬の季節に食べる」また、以前から興味があった「国際中医薬膳師」という資格を取得したので、今回のスープレシピに、薬膳の知識を取り入れました。なので今日は、「季節を感じながら体を労われるスープレシピ」をご紹介します!また、各レシピの「体労りポイント」も一緒にご紹介いただきました。
キュウリと新ショウガのみそ汁!
材料(2人分)
①キュウリ 1本
②新ショウガ 15g
③出し汁 1と1/2カップ
④みそ 大さじ1と1/2
作り方
1 キュウリは縦半分に切ってスプーンでタネを除き、斜め1センチに切る。新ショウガは皮をこそげて千切りにし、水にさっとさらして水気を切る。
2 鍋に出し汁を入れて中火にかけ、煮立ったらキュウリを加え一煮立ちさせ、1分ほど煮たら味噌を溶き入れ、フツフツしたら火を止める。器に盛り、新ショウガを乗せたら出来上がり。
体労りポイント
新ショウガで新陳代謝を促し、体の巡りを改善しましょう!
また、水分が多いキュウリには利尿作用があり、むくみの改善が期待できます!
アサリと菜の花の雑穀スープ!
材料(2人分)
①アサリ 200g(砂抜きしたもの)
②菜の花 100g
③雑穀ミックス 大さじ4
④タマネギ 1/2個
⑤塩 少し
⑥出し汁 2カップ
⑦酒 大さじ1
⑧塩麹 大さじ1
作り方
1 菜の花は塩を加えて茹でた熱湯で1分30秒茹で、冷水に取って水気を絞り、半分の長さに切る。雑穀はサッと茹で、タマネギは縦に薄切りにする。
2 鍋に出し汁、酒、塩麹を入れ、中火にかける。煮立ったらアサリとタマネギを加えて一煮立ちさせ、アクを除く。フタをして弱火の中火で、アサリの口が開くまで5分ほど煮る。
3 雑穀と菜の花を加えてサッと煮たら出来上がり!
体労りポイント
魚介や野菜の中でも特に鉄分が豊富なアサリと菜の花の組み合わせで貧血予防!
そろそろ旬が終わってしまいますが、菜の花で最後の春を感じましょう!
また、雑穀の赤米も、白米に比べて鉄分が多めなんです!
トウモロコシとハトムギの鶏だしスープ!
材料(2人分)
①トウモロコシ 1本
②ハトムギ 茹でたもの80g
③鶏手羽元 4本
④セロリ 1/2本
⑤酒 1/4カップ
⑥ニンニク 1かけ
⑦水 2カップ
⑧塩 小さじ1/2
⑨パセリ、粗挽き胡椒 各少し
作り方
1 鍋に湯を沸かして手羽元を入れ、サッと茹でたらザルにあげ、水気を拭く。
2 トウモロコシは包丁で芯から身を削ぎ落とし、セロリは筋を除いて、粗みじん切りする。
3 鍋に酒、つぶしたニンニク、水、手羽元、セロリを入れて中火にかける。煮立ったらアクを除いてフタをし、弱目の中火で10分ほど煮る。ハトムギ、トウモロコシ、塩を加えてさらに7~8分煮たら、器に盛り、パセリと胡椒を振ったら出来上がり。
体労りポイント
ハトムギには美肌をサポートしたり胃腸の調子を整えたりするので、薬膳の観点から見ると最強食材なんです!
カリウムが多くデトックス効果が高いトウモロコシとハトムギの組み合わせも◎
ワタナベマキさん
2005年に「サルビア給食室」を立ち上げ料理の仕事を始められます。
旬の食材を生かした、作りやすく丁寧なレシピが人気を呼び、雑誌、書籍、広告、テレビなどで幅広く活躍。
著書には『疲れにくいからだになる鉄分ごはん』『マキさんの極上シンプルおにぎり』などがあります。
(TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)