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「続編に飽きてきた、オリジナルの映画が観たい」 ─ 『スーパーマン』『ジュラシック・ワールド』『ファンタスティック4』同時期公開に女優が私見

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ハリウッドにもっとオリジナル作品を──。『マンマ・ミーア!』シリーズや『Mank/マンク』(2020)のアマンダ・サイフリッドが、昨今の続編ラッシュに本音を明かした。

米にて『スーパーマン』のロイス・レーン役レイチェル・ブロズナハンと対談したサイフリッドは、同時期に多数の続編・リメイク作品が公開されることに驚嘆。『ジュラシック・ワールド/復活の大地』や『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』を踏まえ、2023年夏に『バービー』とが相乗効果をもたらした「バーベンハイマー」現象になぞらえてこう語った。

「“ファンタスティック・スーパーパーク”かな、“フォー・スーパーパーク”? それとも“フォー・ダイナソーズ”、“フォー・スーパー・ダイナソーズ”……わからないけど、ちょっと続編には飽きてきましたね。オリジナルの作品が観たい。本当に恐ろしいし、勇気のいることだけど。続編は怖くないし、それほど勇気もいらないから。ただお金のために作る感じだとイライラしますよね。」

サイフリッドはブロズナハンとは友人同士で、同じくフランチャイズ映画ながら『スーパーマン』には敬意を払い、「情熱と品格、好奇心をもって取り組んでいるのが伝わってくる」と語った。発言の核心は、クリエイターの姿勢にかかわらず、ビジネスのために続編が大量生産されがちな現状へのフラストレーションにあるだろう。

時を同じくして、(2024)などのダコタ・ジョンソンも「何かがうまく行った時にスタジオはそれを続けたがる。だから同じものばかりをリメイクする。でも、人はそういうものを求めていない。みんな新鮮で新しいものを体験したり見たりしたいもの」と述べ、スタジオの姿勢に批判的な見方を。程度の差こそあれ、これはハリウッドのスターたちが共有している感覚なのかもしれない。

しかしながら、現在のハリウッドはコロナ禍や配信プラットフォームの隆盛などで落ち込んだ興行の回復がいまだ必要な状態であり、フランチャイズ映画がそのなかで大きな役割を担っていることは確かだ。2023年のストライキの影響も残っており、大手スタジオほど、確実に稼げる作品とリスク覚悟でチャレンジする企画のバランスに苦慮している。だからこそ、ハリウッドではライアン・クーグラー監督のオリジナル作品である『罪人たち』の大ヒットが衝撃をもって迎えられたのだ。

ちなみにサイフリッドは、「私も『マンマ・ミーア!3』ならすぐにやるけど」と付け足してブロズナハンの笑いを誘ってもいる。『マンマ・ミーア!』第3作はすでに企画進行中で、脚本作業もようだ。

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